2020年06月01日号
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2012年01月15日号のバックナンバー

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フォーカス

「技術を伴ったパッションの記号化」の軌跡と今後──松井冬子「世界中の子と友達になれる」展レビュー

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[2012年01月15日号(暮沢剛巳)]

 日本を代表する「特異な日本画家」松井冬子の大規模な個展が横浜美術館で開催中です。松井の代表的な作品と、試行錯誤の軌跡を伝える下絵、厳密に描き込んだデッサンなどに、最新作を加えた約100点によって、作家の全貌が余すことなく公開されています。

チャイナ・コネクション2 スウォッチによるアーティスト・イン・レジデンス

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[2012年01月15日号(木村浩之)]

 秋吉台国際芸術村(山口県)やトーキョーワンダーサイト(東京都)など、日本国内でもアーティスト・イン・レジデンスという言葉が聞かれるようになって久しい。ただ日本では行政誘導型のものが大半を占めるが、国外、とくに欧米では財団や企業の文化支援枠により運営されているものも多い。今回は、その最も新しい例として、オメガなどの高級時計ブランドを数多く抱え、スイス時計業界でも最大のグループであるスウォッチグループが運営するアーティスト・イン・レジデンスにフォーカスしたい。

キュレーターズノート

山田健二「別府地熱学消化器美術館」/ベップ・アート・マンス 2011

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[2012年01月15日号(坂本顕子)]

 昨年末は別府に三度も通ってしまった。もし、別府へ行くことがあれば、博多と別府を結ぶJR九州のソニックという特急列車を使うことをお勧めする。北九州の工場群を抜けると、田園風景のなかの小さな美しい川をいくつも越える。そして、再び海が見える頃にはいよいよ別府だ。車内の客のおしゃべりのトーンがいつも少しだけ上がるのが楽しい。

Port B《Referendum──国民投票プロジェクト》/未来の芽 里親プロジェクト

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[2012年01月15日号(住友文彦)]

 すでに多くの人が発言していることだが、震災以降、言葉やそれを発している身体に対して意識的になることが増しているように感じられる。以前からそうした意識が強かった人にとっては、なにをいまさらと思うような、表現について考えるうえでは基本的なことかもしれない。しかし、安定していたかのように見えた社会を支えてきた枠組みが揺らぐ一連の出来事(もちろん日本や中東の政権交替や不透明な企業の経営体制なども含めて)を数々の映像を通して見るときに、出来事の意味だけでなく、息づかいを感じる言葉や身体の細かな差異を感じて、自分が関心を持ってきた近年の映像を使ったアートの作品との関連を考えたくなることが増えた。

今和次郎 採集講義、青森県立美術館コレクション展

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[2012年01月15日号(工藤健志)]

 2006年7月13日にオープンした青森県立美術館は、2011年に開館5周年の節目を迎えた。が、くだんの大震災により、5周年記念展の第1弾として1月22日からはじまった「芸術の青森」展は会期半ばで打ち切り、続く4月23日から予定していた第2弾の「青木淳×杉戸洋──はっぱとはらっぱ」も中止となってしまったが、第3弾の「光を描く印象派展──美術館が解いた謎」(2011年7月9日〜10月10日)はなんとか開催にこぎつけ、観覧者も約10万人を集めるなど盛況のうちに終了、5年の歩みにひとつの区切りをつけることができた。

アート・アーカイブ探求

秦 致貞《聖徳太子絵伝》「和を以て貴しと為す」和国教主の神話──「村重 寧」

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[2012年01月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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