2019年04月15日号
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フォーカス

【ニューヨーク】つながりと共振──「荒野のラジカリズム:グローバル60年代の日本の現代美術家たち」展

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[2019年04月01日号(梁瀬薫)]

ジャパン・ソサエティー(JS)ギャラリーで開催されている「荒野のラジカリズム:グローバル60年代の日本の現代美術家たち」展は、1960年代における日本で実践的な前衛活動をしていた美術家たちに焦点を当てた本格的な展覧会である。今展は、ニューヨークを拠点にする美術史家でインディペンデント・キュレーターの富井玲子氏の著書『Radicalism in the Wilderness: International Contemporaneity and 1960s Art in Japan (荒野のラジカリズム:国際的同時性と 60 年代日本の美術)』(MIT Press、2016)をもとに、JSギャラリー・ディレクターの神谷幸江氏との協働で構成された。

キュレーターズノート

「見えない映像を観ることについて」
──『ナイトクルージング』試写会レポート

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[2019年04月01日号(田中みゆき)]

生まれながらの全盲者を監督として映画をつくる制作プロセスを追うドキュメンタリー『ナイトクルージング』の経緯については、過去の記事ですでに紹介してきた。その一般公開がついに3月30日から始まった。公開前に東京藝術大学で行なった試写会では、『ナイトクルージング』の監督・佐々木誠、全盲であり『ゴーストヴィジョン』の監督・加藤秀幸に、映像を通して歴史を構造的に批評し、再解釈を試みる美術家・映像作家の藤井光をゲストに招いたトークを併催。見えない監督と見えるスタッフが“イメージ”を交換・共有しながら映画をつくりあげるプロセスや映画の構造、当事者性について、本作が投げかける問いに深く切り込む内容となったので、ここにレポートしたい。

美術館とコレクション──開館30周年記念特別展「美術館の七燈」

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[2019年04月01日号(角奈緒子)]

ようやく暖かみを含んだ空気も感じられはじめ、広島市現代美術館のある比治山公園には、ヒサカキの花が咲くときに発せられるという、エグみを含んだメンマのような香りがそこここに漂っている。また、花見の時期に合わせて、毎年お目見えする「比治山公園」提灯の設置も完了。今年の花見シーズンももうすぐだ。

大竹伸朗はなぜ「ビル景」を描くのか?──約40年にわたる絵画シリーズの全貌

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[2019年04月01日号(坂本顕子)]

熊本市現代美術館では現在「大竹伸朗 ビル景 1978-2019」展の準備の真っ最中だ。「ビル景」とは、大竹が70年代から約40年にわたり描き続けてきた絵画シリーズである。本展は、800点以上の同シリーズの調査を行ない、出版社・HeHe企画のカタログ・レゾネを発行するとともに、可能な限り展示を行ない、その全貌を明らかにするものだ。

トピックス

メディアから考えるアートの残し方
後編 歴史の描き方から考える──展示、再演、再制作

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[2019年04月01日号(畠中実/金子智太郎/石谷治寛)]

美術館ではコンサバターやレジストラーといった専門家が、アート作品の保存や修復、管理を担っています。しかし、モノとして保存することが難しい作品の場合、どのように未来に伝え、残すことができるのでしょうか。近年はメディアの特性を活かした作品の再制作や再演も行なわれています。メディアの視点から、再演や再制作、そして「作品」という枠組みやその経験のあり方を捉え直す企画の後編です。
日本美術サウンドアーカイヴを主催する金子智太郎氏、90年代の京都のアートシーンを調査する石谷治寛氏、そしてICC主任学芸員の畠中実氏にお話いただきました。研究者や学芸員の立場から、それぞれの活動を通して議論します。

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