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2020年02月15日号のバックナンバー

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フォーカス

絵が生まれる場所──サンパウロ、ストリートから考えるまちとデザイン

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[2020年02月15日号(阿部航太)]

近年、アートと公共について捉え直す展覧会やトークイベントが増えてきている。今号では、デザイナー/ブラジルのストリートカルチャーの研究という二つの異なる視点から「公共」を考える阿部航太氏にご寄稿いただいた。美術館やアートセンターのような専門に特化した施設ではなく、より公共性の高い場所であるストリートから、創造性とその共有、それらを生み出す場のデザインについて考察してみたい。(artscape編集部)

キュレーターズノート

「もの派」事始めを探る──関根伸夫、李禹煥、郭仁植

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[2020年02月15日号(中井康之)]

昨年5月に逝去した「関根伸夫さんを偲ぶ会」が、年初の1月12日に東京の学士会館で開かれた。享年76歳。戦後日本の美術界に大きな変革をもたらしたその作家は、老いを感じさせる齢に達することなく、この世を去った。関根伸夫といえば、多くの人々が《位相−大地》を思い起こすことだろう。

地域と作家、美術館のかかわりかた──
「坂﨑隆一展 裏を返せば」

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[2020年02月15日号(正路佐知子)]

畳に積み上げられた学校机。畳の上に敷かれた電気カーペットに横になり、見上げたスクリーンには、高校での状景が映し出されている。机には、高校生活を捉えた写真が並ぶ。彼らの表情は、倍以上の歳を重ねた者には眩しく映るが、何気ない高校生活の一場面にすぎないとも言える。熊本県阿蘇郡小国町坂本善三美術館で開催された現代美術家坂﨑隆一の個展「裏を返せば」のメイン会場での展示に対峙して、微笑ましく思うと同時に正直戸惑ってしまった。しかし学校机でつくられたオブジェを装飾する映像、写真、そして壁画制作にいたるプロセス、小国町の各所に展開する坂﨑隆一キュレーションによる高校生アーティストの作品展示の一つひとつを辿っていくなかで、美術館と坂﨑の射程に気づかされ、強く心を打たれた。

トピックス

スタッフエントランスから入るミュージアム(3)
レジストラー ──他分野との連携でコレクションを管理する

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[2020年02月15日号(小川絢子/坂口千秋)]

スタッフエントランスからミュージアムの奥に入り、知られざる「アートの仕事人」に出会うシリーズ第3回目。今回はコレクション作品の管理を行なうレジストラーの仕事をご紹介いただきます。(artscape編集部)

アート・アーカイブ探求

ニコラ・プッサン《アルカディアの羊飼いたち》──瞑想へ「木村三郎」

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[2020年02月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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