2021年04月15日号
次回5月17日更新予定

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2021年03月15日号のバックナンバー

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フォーカス

「祭り」から「遊び」へ──
AICHI⇆ONLINEの取り組みに見る、コロナ以降の地域芸術祭

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[2021年03月15日号(三木学)]

収束がいまだ見えないコロナ禍のなか、文化芸術の周辺でもオンラインを軸とした取り組みが昨年から数多く立ち上がっているのは周知の通りだろう。愛知県が⽂化芸術活動緊急⽀援⾦事業/アーティスト等緊急支援事業として主催するオンライン・アートプロジェクト「AICHI⇆ONLINE(アイチオンライン)」もそのひとつだ。愛知という地域性を反映させた作品(映画、音楽、短歌、漫画など)の共創過程や、そのキュレーション/運営体制の特殊性、そして今後の「芸術祭」のあり方などについて、編著書『キュラトリアル・ターン アーティストの変貌、創ることの変容』(三木順子監修、昭和堂、2020)を上梓した三木学氏に寄稿いただいた。(artscape編集部)

キュレーターズノート

展覧会の作り方について── 「分離派建築会100年」展と「イッツ・ア・スモールワールド」展から

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[2021年03月15日号(中井康之)]

展覧会の展示形式というのはいくつかの典型的スタイルがある。その原型のひとつに18世紀にはルーヴル宮の「サロン・カレ(方形の間)」で開かれるようになった、17世紀フランスアカデミーでのローマ賞受賞作の展示を端緒とする、いわゆるサロン展(官展)があるだろう。いまでも国内で数多く開かれている美術団体展のモデルに過ぎないと思われてしまうかもしれないが、然にあらず、その展示は、上記したようにアカデミーで学ぶ人々のコンクール展を端緒とするゆえ、歴史画、肖像画、風俗画、風景画と序列付けされた主題別に分類されて並べられたのである。そのことは、ボードレールが著した『1845年のサロン』という批評文からもわかる。またその冊子は、サロン展会期中に発行され、同展手引書ともなった。

続 コロナ禍のなかでの青森県立美術館──
企画展再開と青森アートミュージアム5館連携協議会の始動

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[2021年03月15日号(工藤健志)]

2020年の青森県立美術館は予定していた2本の企画展が延期・中止となったが、2020年11月28日から約1年ぶりに再開。青森出身の画家の回顧展「生誕110周年記念 阿部合成展 修羅を越えて “愛”の画家」(2021年1月31日まで)からのリスタートとなった。数年前から計画されていた展覧会ではあるものの、コロナ禍のなか、コレクションの活用に軸足を置く美術館の原点に立ち返り、青森の芸術風土を考察していくという、美術館の所信を表明するかのような展覧会になったと思う。

ある美術家にとっての40年間とこれから──
牛島智子個展「40年ドローイングと家婦」

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[2021年03月15日号(正路佐知子)]

少し前のことにはなるが、昨年12月下旬に牛島智子の個展「40年ドローイングと家婦」が福岡市美術館のギャラリーEにて開催された。牛島は2020年前半、コロナの影響をもろに受けた。3月末に参加予定だったグループ展は主催者が広報前に中止を決め、存在すら公になることがなかった。5月に福岡市美術館のギャラリーを借りて開催予定だった個展も美術館の休館によって中止となった。本展は、予定していた展覧会が半年後にようやく日の目を見たものだった。

アート・アーカイブ探求

レンブラント・ファン・レイン《夜警》──虚構と現実が溶け合う臨場感「幸福 輝」

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[2021年03月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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