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2022年01月15日号のバックナンバー

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フォーカス

「八戸気質」が醸成してきたもの──青森県八戸市の文化施設と地域住民たちの10(+α)年間

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[2022年01月15日号(今川和佳子)]

昨年11月に青森県八戸市中心街にリニューアルオープンし、話題を集めた八戸市美術館。その周辺エリアには、この10年ほどの間でいくつかの公立の文化施設が続々と新設され、それぞれの多彩な活動が時間をかけて地域の人々の間で浸透し、新たな八戸市街地の風景の一部として定着してきたという経緯がある。
ご自身も八戸市の出身であり、2011年にオープンした「八戸ポータルミュージアム[はっち]」の初代コーディネーターを務めた今川和佳子氏に、現在の八戸の文化シーンの下地となった地域住民とのコミュニケーションや、その独自性、そして三陸地方の郷土芸能と現代の文化芸術との接続を目指したさまざまな試みについてご寄稿いただいた。(artscape編集部)

キュレーターズノート

「不確かさ」をめぐる問いかけ──山下麻衣+小林直人「蜃気楼か。」

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[2022年01月15日号(野中祐美子)]

昨年の9月下旬から12月にかけて黒部市美術館で開催された展覧会「蜃気楼か。」を紹介する。
本展は、山下麻衣+小林直人による個展で、そのタイトルからして実に不思議な印象を漂わせるものだが、展覧会鑑賞後改めてこのタイトルに立ち返ると、これほどあの展示にふさわしいタイトルもないのかもしれないとも思う。
本展覧会は作家のキャリアのなかから新旧入り混じった六つの作品で構成され、そのうちのひとつは展覧会タイトルとも直結する蜃気楼を取り入れたプロジェクト型の作品《infinity~mirage》(2021)である。展覧会の内容を知る前からこの「蜃気楼」という言葉だけがひとり歩きし、「蜃気楼が見える」という噂とともに、個人的には見たことのない蜃気楼への期待を胸に抱きながら会場へ向かった。

アートを学ぶ、アートで学ぶ──「あいち2022」と「クリクラボ」がひらくオルタナティブ・エデュケーション

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[2022年01月15日号(会田大也)]

2022年をほどよい緊張とともに迎えることができた。今年は筆者がキュレーター(ラーニング)を務める国際芸術祭「あいち2022」の開催年でもある。また、来年には開館20周年を迎えるYCAMでも、アニバーサリーイヤーに向けての準備が本格化していくだろう。

人はなぜさわらなければならないのか──「ユニバーサル・ミュージアム─さわる!“触”の大博覧会」の試み

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[2022年01月15日号(立石信一)]

2021年9月2日から11月30日まで国立民族学博物館において、「ユニバーサル・ミュージアム─さわる!“触”の大博覧会」という特別展が開催された。本来であれば昨年度に開催する予定だった本展は、コロナ禍の影響により一年延期となり、この時期の開催となった。筆者が訪れたのは閉幕が近い週末だったことや、コロナ感染対策の一環として入場者の制限をしていたこともあってか、入口には入場待ちの行列ができていた。それだけ本展に寄せられる期待が高かったのだろう。

アート・アーカイブ探求

ジョルジョ・モランディ《静物》──空虚なる気品「岡田温司」

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[2022年01月15日号(影山幸一)]

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