« 2006年06月 | メイン | 2006年10月 »

2006年07月25日

越後妻有・2日目

DSC_1835web.jpg

二日目朝一番で美しい棚田を駆け抜けて、荕平に日比野さんの明後日新聞社に向かう。雨のため、九博から搬送されたFUNEは倉庫の中、朝顔バルーンも地面に降りていた。それでも社主コレクションはさらなる充実を見せていて、目を楽しませてくれる。五十嵐君に会えたのはラッキーだった。

古民家再生プロイジェクトの成果を見たり、ボルタンスキーの大きなアートがまだある国の大きなアート作品を堪能した後、田んぼの中に設置された巨大ブランコに辿り着いた時には、もう夕暮れ。

DSC_2032web.jpg

越後語妻有の半田君の大きなブランコ。仕様はどれも一緒。異なるのは設置場所。思わずクリストの傘を思い出す。ブランコのベンチは腰よりも高い位置にある。竹とロープを使っただけのシンプルな仕掛け故に、その突き抜けたスケールが気持ち良い。

もう一度、そばを食べ、一休みして岐路に着く。塩沢石打のインターンに向かう山越え道で宿―大沢温泉の大沢舘―を見つける。ちょっとよさげ。

2006年07月24日

越後妻有・1日目

DSC_1678web.jpg

10時過ぎには十日町のキナーレには到着していて、早速調査開始。開発さんに遭遇し、古郡さんの作品予定地方面に出品していることを聞く。で、古郡さんの作品はまだ未完成。翌日見た、「BankART妻有」も制作(リノベーション)の真っ只中であった。

まとまって作品らしい作品に遭遇したのは、FUKUTAKE HOUSE。ここは複数の画廊が出品するコンプレックス会場。さすがに目は納得。ポスターが古平さんのデザインであることに気づいた同行の若者たちは興奮。3年前にこへび隊としてこの場所を拠点(ねぐら)としていた者は、それを懐かしがるなど、人それぞれ。

入館は5時30分まで。6時終了。6時50分の日暮れを車を走らせながら待ち、2003年に評判だったという、ライトアップ作品を見て、十日町に予約した今日の宿に向かう。
同行したメンバーが開発したコミュニケーション誘発ゲームを夕食後に体験。結構楽しめる。
朝も早く、明日も終日運転。健全な時間に消灯。

2006年07月21日

ライフ展・入り口も文字が入る

DSC_1355web.jpg

明日22日のオープニングを待つだけ。準備は順調に進んでいる。

DSC_1462web.jpg

「閲覧用」としてギャラリー内に持ち込まれた本。気分としては「作品」。人気のコーナーになることだろうな。下の写真はその全景。
DSC_1489web.jpg

2006年07月13日

内装工事

DSC_1089web.jpg

内装工事が始まり、仮説壁が立ち、ライフ展のための空間が見えてくる。明日、作品が搬入されて、展示作業がはじまる。


DSC_1062web.jpg

この朝顔の前で開催するHIBINO CUP(8月10日開催)の関係者打ち合わせを行い、前年と同様の流れで実施されることが確認された。告知から開催日まで日がない。週明けにはリリースを出さないと。1チーム5から7人。ハーフ5分。予選リーグと決勝トーナメント。ユニホーム・ゴール・ボールを作るのも昨年同様。

2006年07月12日

懸垂幕

DSC_1052web.jpg

懸垂幕が掲出される。


DSC_1054web-2.jpg

TAP2006のポスターが届く。

2006年07月11日

朝顔と杉戸さん

DSC_1038web.jpg

京成側の朝顔が順調に育ち、ネットにも蔓をからめはじめ、花も咲き始めた。葉も元気。今後の成長が楽しみである。ちなみに、京成の朝顔の場所から道を挟んで芸術館のタワーが見える。距離的にはこんな感じの位置関係。京成側の朝顔もどうぞよろしく。

午後、約束していた杉戸洋さんが、名古屋から来てくれてた。2時間ほど空間を見ながら、ああじゃこうじゃ、ゆっくりとしたテンポのキャッチボールをし、ランチ休憩を挟んで、もう1ランド。仮説壁の位置やその他、大切な大枠の確認ができる。

このあと、青森で奈良美智さんと杉戸さんは合流し、展示大3室での二人の出品作品につてい協議調整してもらうことになる。だんだんと展覧会場の輪郭が明確になってきた。杉戸さんが帰ったあと、2作家の画廊担当者と調整の連絡。

明日からは、ライフ展の展示作業が始まる。「夏への扉」展は、次の次。2007年2月3日から5月6日までの会期を予定。

2006年07月10日

看板

DSC_1026web.jpg

ライフ展の外看板が設置された。美術館は今、展示替え期間。22日のオープニング目指して展示作業が始まる。
明日からは学芸員実習生が2週間の実習に来る。しばし賑やかなになる。

ワールドカップも終わる。京成の朝顔が今日、花を咲かせたと報告を受けた。明日はちょっと見に行かないと!

TAP2006の公募ポスターが取手に納品された。明日には水戸にも届くらしい。デザインは古平正義。ちょっと楽しみ。

ゲスト・プロデューサー兼参加アーティストの一人である野村誠のCD「インテルメッツォ(INTERMEZZO)」を繰り返しかけなら、このブログ書き込んだりして夜を過ごす。そして11月19日にこの中の曲を演奏してもらえたらと思ったりもする。

暫定的に置いてあった新しいPCを最終的な場所と思われる(=机の下)に置くことを決意し、バラシ置きなおし接続するそんな作業を夜、行ってみる。悪くない。机の上は広くなった。ライトとモニターだけになっり、すっきりとしたからだ。夜の模様替え兼お掃除は悪くない。

2006年07月08日

浅草

7月20日の大施食会(おせがき)に日程的に出席できないので、ちょっと早いが、浅草のお墓のお参りに行き、ちょっとふんぱつしてきっちりとしたしごとをしてあることで定評のある江戸前のすし屋で食事をし、その帰り道、すみだリバーサイドホール・ギャラリーで6月17日から7月18日まで開催中の照屋勇賢の個展「水に浮かぶ島」展に寄る。

紙袋やトイレットペーパーの芯から「木」を生み出す作品もすごいが、華やかな色合いが楽しげな雰囲気を視覚的に与える沖縄に伝わる紅型をつかった着物の作品《結い》(2002年作、同年VOCA展にて奨励賞を受賞)が、落下傘部隊のパラシュートとジュゴンであることを目視した瞬間に、その見た目の印象とはことなった世界をたたえたものであることに気づかされる。

そしてビニールハウス内を飛び交うオオゴマダラ《空の上でダイヤモンドとともに》2006年は、照屋が照準をあわせる世界観を今後、どのような表現メディアや手法をつかって現してくのか予断できないことを強く意識させる。

藤浩志がバングラディシュ・ビエンナーレで金賞をとるのは自分ではなく、照屋勇賢だと思っていたと予期せぬ受賞を驚いていたが、消費社会へのまなざしおいてはたぶんに類似する二人であはるが、持ち込まれた作風は180度の開きがあった。

片やいらなくなったおもちゃを展示し、またそれらをパーツに飛行機をも作ってみせた。
片やトイレットペーパーの芯から木を切り出してみせた。

その差は、コンセプトの強度の差というよりも、純粋に視覚的な豊かさを与えた作品に多くの支持があったと理解すべきなのかもしれないと、会場で《Rein Forest》2006年を見ながら、そのような思いがよぎった。豊かさ(=罪的な大量消費)を豊かさで視覚化した藤の作品は、彼の地ではひょっとして(おそらくまちがいなく)とても豊かな作品に見えたことと想像する。
そのような地において、彼(=藤浩志)の仕事が、コンセプトの深さとあわせて了解されたとしたらとてもすごいこと。改めて彼の受賞の意味と意義を思う。

そして、日常をテーマに日常に潜む問題を作品化することの難儀さをつくづく感じならが、向島から高速に入った。

2006年07月07日

七夕

大阪二日目。

児玉画廊で森千裕と合流し、6月28日に水戸で行った打ち合わせのその後を行う。彼女の中で展示イメージが熟成しはじめ、あらたな展示構想を聞く。悪くない。ますますいい感じに落ち着いてきた。今度、制作する新作を含め、展示作品の確認をあらかた終える。

午後から、青木陵子と展示イメージについて協議。長方形よりも正方形の空間をイメージしているとは作家の弁。最大サイズの正方形の空間に必要な作品展点数を割り出し、展示予定の旧作を洗い出し、絞り込む。この作業を終了させ、確定させることが急務。

いったん児玉画廊を辞して、中ノ島界隈の画廊を歩く。おりしも七夕。浴衣姿で町を練り歩く一群に遭遇する。

児玉画廊に戻り、サクラアートミュージアム移動し、ご挨拶をすませて、新幹線に乗る。

2006年07月06日

一つで「三つの個展」

2006.07.06-07 187web.jpg

「伊藤存×今村源×須田悦弘」展が、国立国際美術館で6月27日から9月18日の会期で開催されている。
この三作家のオムニバス展である三つの個展は、「中井康之×島敦彦×加須屋明子」とう3人の国立国際の学芸員がそろぞれに担当している。ポスター3種。カタログも3冊がケースに収めれている。3作家-3キュレータの共演による個展は、作品点数も多く、見ごたえのある個展というグループ展であった。

2006年07月05日

伸びる蔓・ひらく花

2006.07.05-2.jpg

2006.07.05web.jpg

芸術館庭の朝顔は順調に育っている。今朝は100ほどの花を咲かせていた。午後からの雨の中の朝顔も風情がある。雨の雰囲気が撮影できないのは僕の技術のため。

2006年07月02日

福井・芦原温泉

DSC_0679web.jpg

金津創作の森 アートコア・ミュージアム-1およびギャラリーで7月1日から8月20日の会期で開催される「ひびのこづえ展」を尋ね。6時の電車で移動をはじめ、米原で新幹線から乗り換える。冷蔵庫のような車両で冬眠するように眠り続けた。サッカー観戦での睡眠不足者には重要な一時だ。通レンゴーの工場を目にしながら最寄り駅である芦原温泉でおり、タクシーに乗る。11時30分予定の時間に着く。
「着く頃かと思って」とひびのこづえさんが外に向かえに出てくれていた。激しかった雨があがったところだと聞く。

DSC_0679web-.jpg

DSC_0674web.jpg

森の中に設置された巨大な服。

前日行われたパフォーマンスのビデオはすでに編集されて会場で上映されている。数時間会場に身を浸し、作者であるこづえさんと急がない会話をしてすごす。夕方、僕は在来線&新幹線のルートで、こづえさんは空のルートで東京に戻った。

2006年07月01日

出版記念パーティー

DSC_1055web.jpg

2005年度事業の「記録集」(ダブルA面編集になっていて、片面が縦書き、片面が横書き)刊行を祝して、待ちに待った記念パーティーを開催。久しぶりに2005年インターンも集い、さながら同窓会。