現代美術用語辞典 1.0
ホワイト・キューブ
White Cube
2009年01月15日掲載
イギリス、ロンドンのギャラリー集合地帯、デューク・ストリートに、1993年オープンしたスペース。J・ジョプリングが主宰するホワイト・キューブは、コンテンポラリー・アート中心のスペースであり、きわめて小規模でありながら、企画の斬新さとユニークなアーティストの発掘で世界中から注目されている。その名の通り角砂糖のような建築はミニマル建築で知られるC・シルヴェストリンによるものである。近年では、95年のD・ハースト、96年のJ・ピアスン、97年のG・ヒル、R・プリンス等の展示が評判となった。
[執筆者:苅谷洋介]