現代美術用語辞典 1.0
芸術文化振興基金
Japan Arts Fund
2009年01月15日掲載
芸術家や芸術関連団体の活動を援助するために1988年に創設された助成団体。日本芸術文化振興会(会長 三浦朱門)に対する政府出資金500億円と民間寄附金100億円の運用益をもとに、年度ごとに対象活動を公募し、運営委員会による審査を経て助成を行なう。主な助成分野は以下の4つに分けられる。舞台芸術等の活動(舞踊・音楽・演劇・美術等の創造普及、伝統芸能の公開、国際共同・交流)、映画の制作活動、地域文化活動(地域文化会館公演、地域美術館展示、アマチュア文化 団体等)、文化財関係の活動(歴史的町並み保存、民俗文化財の保存活用、伝統工芸・文化財の保存技術伝承)。なお、1998年度の助成採択は848件(応募件数1601)、13億8455万円となっている。
[執筆者:三本松倫代]