現代美術用語辞典 1.0

福岡アジア美術館

Fukuoka Asian Art Museum
2009年01月15日掲載

1999年3月、福岡市中心部の博多リバレイン内に開館した、近現代のアジア美術に焦点を当てた世界で初めての美術館。1979年に「アジア美術展第一部:近代アジアの美術──インド・中国・日本」展で開館した福岡市美術館は、以後約5年毎に計4回のアジア美術展を開催するなど、アジア美術に関する活動を続けてきた。福岡アジア美術館はこの蓄積を引き継ぎ、5回目の「アジア美術展」を「第1回福岡アジア美術トリエンナーレ1999」と改め、開館展として開催した。中国の方力鈞(ファン・リジュン)など、韓国、中国から東南アジア諸国、インド、パキスタンまでを対象に約23,00点のコレクションを持つ。各国の作家や美術研究者が長期滞在して制作・研究し、市民と交流することも目指している。

[執筆者:鷲田めるろ]

現代美術用語辞典 2.0

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