今回の展示『Super bloom』では、春なので桜の作品を中心に、妖怪や動物など好きなモチーフをたくさん盛り込み、会場にお花が咲き誇ったような色とりどりの作品を展示します。
また最新の帯のシリーズでは、観光客向けに安価に売られてしまっている古着の帯を支持体にし、それぞれの柄や紋様を生かした作品に仕立てています。
古着の帯は同じものがなく、職人さんや時代によって同じ古典柄でも全く別のイメージで作られていたりとそれぞれに個性が豊かです。
誰かが大切にしてきた帯がただのお土産として安価に売られてしまうだけでなく、何かもっと魅力を活かせないかとの思いからこの帯のシリーズを始めました。
帯の柄とアートの融合をお楽しみください。

Rumi Kuraji ルミ クラジ
テレビアシスタントを経て司会業、東北大震災後に独学で絵を描き始める。
GEISHA, HANAMI, YOKAI, ONI...など、日本語のまま海外で単語になっている、江戸の頃から大衆に愛されてきたモチーフを中心に、漢字や和柄など日本独自の美と多少の風刺を織り交ぜて描く。
今季からは古着の帯をキャンバスにした新しいシリーズを展開中。
2023年 seed山種美術館日本画アワード2024 入選
(展覧会開催期間 2024年2月17日(土)~3月3日(日))

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