天理参考館の周辺は、古墳時代に古代豪族物部氏が暮らした大きな集落遺跡、「布留遺跡」です。布留遺跡では約80年にわたって発掘調査が行われた結果、古墳時代だけでなく旧石器時代や縄文時代、そして古代から中世の多くの遺構や遺物が見つかっていて、長きにわたってこの地で営まれた人の暮らしの痕跡を示しています。
本展は、発掘調査の写真と出土品を駆使して、縄文時代から中世に至る布留遺跡の長い歴史をたどります。