北陸新幹線福井・敦賀開業を記念し、福井県の歴史の中で地方文化が花開いた朝倉氏の文化活動にスポットをあて、3期にわたり展覧会を開催します。
最終となる第Ⅲ期では、越前と関わりの深い蹴鞠をとりあげ、朝倉氏に伝授された華やかな蹴鞠伝書などから、戦国大名に必須の教養とされた蹴鞠の実態を紹介します。また、特別史跡一乗谷朝倉氏遺跡内の朝倉氏の当主館跡「朝倉館跡」は、発掘調査成果および史資料から戦国大名館の全体像を読み取ることができる、全国的にみても稀有な遺構であり、本展では蹴鞠の舞台となる「鞠庭(まりにわ)」や、饗宴の舞台となった「広庭(ひろにわ)」などの庭に着目し、戦国大名の武威としての蹴鞠と庭を展示紹介します。