大正時代末の1926(大正15)年12月、改造社から予約販売形式で一冊一円の文学全集『現代日本文学全集』の刊行が開始された。百年前の近代日本の出版流通を大きく変えた、いわゆる「円本」をテーマに、作家・出版社・宣伝・流通等のあり方を展観することで、現在進行形で変容する出版文化のいまと未来を考える機会を目指す。