2026年06月08日掲載
アートワーカー(企画者)向けプログラム「CRAWL」選出企画 ドゥーリアのボールルーム
BUG
- 会期
- 2026年06月10日~2026年06月28日
カルーセル
「CRAWL」で選出されたもによる「ドゥーリアのボールルーム」を2026年6月10日より開催いたします。
本プロジェクトは、異なるマイノリティが交差する地点を検証し、新たな連帯の可能性を模索する試みとしてスタートしました。
「ケア(生を支えること)」「クィアネス(規範を揺さぶること)」あるいは「グリーフ(喪失と共にあること)」が重なり合う場所に立ち、その「居合わせ」の瞬間に生まれるAesthetics(美学/感性学)を解明していく。そのプロセスを走らせ、その状態 をあるがまま提示しようとするものです。
大きな見どころとして、会場では医療的ケア児の家族によるライブ・パフォーマンスを行う予定です。また、パフォーマンスが行われない時間、会場はその姿を変容させます。写真・動画・生物を起点としたインスタレーションを通じ、アートセンターを市民のための「公園」の理念に沿うような、開かれた公共圏として再定義(アップデート)します。
展示、そして観客とのインタラクション の時間の中で、私たちが共に生きるための「居場所」の残像と予感 を描き出します。
みどころ
ケアとクィアネスが交差する、変容の「ボールルーム」
ケアという個人的・日常的な営みと、クィア文化が持つ抵抗と祝祭の精神が交わる地点を提示します。ケアラー(家族)がドラァグクイーンへと変容し、子どもたちの声や音に身体を委ねるリップシンク・パフォーマンスは、固定化された役割を超えた「生」の輝きを放ちます。それは単なるショーではなく、連帯の端緒を捉えるための切実な実験場です。
「居合わせ」の空間がもたらす新たな鑑賞体験
パフォーマンスが行われない時間、会場は展示とインタラクションの場として、ゆったりと滞在できる空間へと姿を変えます。そこには何が配置され、どのような気配が残されているのか。インタラクティブな工夫を備えた写真展示や、パフォーマンスの断片が織りなす空間を通じ、その場に誰かと「居合わせる」ことの意味を、観客自身の身体感覚を通じて体験できます。
公共圏としてのアートセンターの再定義と、アクセシビリティの拡張
BUGという場所を、誰もが自分のペースで滞在できる「公園」の理念に沿うような空間 として開き直します。車椅子での来場はもちろん、その場に居続けることも 、あるいは「たん吸引」のために大きな音を出すことも許容されます。既存の鑑賞規範を解きほぐし、多様な身体や背景を持つ人々が等しく「そこにいてよい」と感じられる場所を創出します。
企画者プロフィール
も/MO
台北育ち、京都市在住。
覚えやすくするために名字の一文字目を活動名の「も」としています。
2025年までNPO法人Dance Boxのダンスカンパニー「Mi-Mi-Bi」のメンバーとして活動。
多様な在り方を持つメンバーそれぞれが「わたし」らしい踊りを仮に置くところからはじまり、(わたし、ではなく)その場に確信が表れるべく、稽古を続け、関係を揉み合っているうちに、上演日がやってくる、そのような日々を送っています。
システムエンジニアとしてキャリアを積む中、自身の病やそこからはじまる医療、医療以外の社会的な経験を通じて「ケア」とその手前にあるその対象が持つ共振性に関心を持つようになりました。言語化すると難しいことでも、アイディアを直感的に理解したり、いろいろな人と体験を共有できるような企画を立案していきます。
主な出演作に、Monochrome Circus「FLOOD」(2019、京都芸術センター)、
Mi-Mi-Bi「島ゞノ舞ゝゝ」(2024、豊岡演劇祭公式プログラム)など。
企画者もさまは2026年4月19日、ご逝去されました。最後まで本企画「ドゥーリアのボールルーム」の実現にご尽力いただきました。
そのご遺志を引き継ぎ、ご家族の皆さまのご理解もいただき、関係者一同で実現いたします。
もさまのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
- 展覧会名
- アートワーカー(企画者)向けプログラム「CRAWL」選出企画 ドゥーリアのボールルーム
- 分類
- 企画展
- 会場
- BUG
- 会期
- 2026年06月10日~2026年06月28日 Googleカレンダーに登録📅
- 開館時間
- 11:00-19:00
- 休館日
- 火曜日
- 観覧料
- 無料
- 住所
-
100-6601 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー1階
- アクセス
- JR東京駅 八重洲南口直結
出口を出て右手、外堀通り沿いを有楽町方面に進むと、正面にグラントウキョウサウスタワーがあります。エントランスに入ると、エスカレーターホールの奥にBUGの入り口があります。
東京メトロ京橋駅 8番出口 徒歩5分
出口を出て日本橋方面に直進、二つ目の交差点(京橋二丁目)を左折。東京駅に向かって直進すると前方左手にグラントウキョウサウスタワーがあります。エントランスに入ると、エスカレーターホールの奥にBUGの入り口があります。
東京メトロ銀座一丁目駅 1番出口 徒歩7分
出口を出て外堀通りを東京駅に向かって直進すると、左手にグラントウキョウサウスタワーがあります。ビル内エスカレーターホール側の入り口からお入りください。 - 公式サイト
- https://bug.art/exhibition/crawl-mo/
- 公式SNS


