ロシアによるウクライナ侵攻、パレスチナ・ガザ地区で続く人道危機、アメリカによるイラン攻撃——。第二次世界大戦の終戦から81年を迎えるいま、「戦争」や「国家」は、私たちの日常から遠い言葉ではなくなりました。先行きの見通せない時代に、当館コレクションによるふたつの特集展示を行います。
特集Ⅰ「戦争」では、オットー・ディックス(1891-1969)、アンゼルム・キーファー(1945-)、宮崎進(みやざき・しん、1922-2018)の作品を通じて、戦争にまつわる表現に目を凝らします。...
国家を象徴する国旗。それに関わる表現は、いまなお社会的・政治的な議論の対象です。特集Ⅱ「ヒノマル・イルミネーション」では、柳幸典(やなぎ・ゆきのり、1959-)による同名の大作を、400平米の空間にただ1点展示します。...
ふたつの特集における作家たちの切実な表現を通して、戦争や国家をめぐる想像を広げていただくことを願っています。[美術館サイトより]