この度のコレクション展では、同時開催の企画展「KIT Miyauchi 02」のテーマ「生き続けること」にちなみ、過去を振り返りながら日々を歩む、人間の生と営みに光をあてます。

思わず目を背けたくなるような災難や恐れ、あるいは、いつか終わりを迎える人間の有限な生。それらの記憶が忘れ去られてしまわないよう、かつてこの土地や誰かの時間のなかに刻まれた表現は、大切な祈りを内包した「タイムカプセル」のように、いまを生きる私たちへ時間を開いてくれています。
本展では、土地と身体の関わりをみつめ、歴史の積層に自身の視点を反映した映像や写真、戦前・戦後の広島に遺された、失われたものとその痕跡の関係を伝える絵画などを展示します。

さらに小特集として、昨年逝去された久保俊寛氏(1942–2025)を追悼し、新たに収蔵した衣服の繊維でコラージュされた「曼荼羅」などの作品を紹介します。

かつて誰かが歩んだ営みをたどり、遺されたもののなかに生きた痕跡を見出すこと。未来へ生き続ける美術品を手がかりに、展示室をめぐるそれぞれの歩みのなかで、記憶の継承や除災への願いのゆくえに想いを馳せる機会となれば幸いです。

▪️出品作家:赤松和彦、笹岡啓子、手嶋勇気、殿敷侃、西松秀祐、野村由香、福井芳郎、ほか

▪️小特集:久保俊寛
昨年逝去された久保俊寛氏(1942–2025)を追悼し、新たに収蔵した衣服の繊維でコラージュされた「曼荼羅」などの作品を紹介します。

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▪️学芸員によるギャラリートーク
日時:2026年8月22日(土)、10月11日(日)各13:30〜
参加費:無料(但し要観覧チケット)
8月の回は同時開催展のギャラリートークも実施