日本の伝統的な衣装であるきものは、長い歴史の中で多彩なデザインと美意識を育んできました。一定の幅の反物から仕立てられるきものは、平面性を持つ一方で、身にまとうことで立体へと変化します。 本展では、創業470年を越える友禅の老舗・千總の豊富なコレクションを中心に、京都国立近代美術館の所蔵品等を加えて、近世のきもの、雛形本、近代京都画壇の絵画、染織図案、工芸品、人間国宝のきものなど、さまざまな作品や資料を通じて、平面と立体のあいだを行き来するきものに施された独自のデザインの工夫と、その時代背景をご紹介します。

本展は全4章のテーマごとに構成され、きものの持つ「デザインの思考」に思いを巡らせ、これまでにない視点で「きもののヒミツ」に迫ります。ぜひお楽しみください。