富山県氷見市出身の漫画家・今市子。1993(平成5)年に「マイ ビューティフル グリーンパレス」で漫画家デビューを果たします。
1995(平成7)年から代表作「百鬼夜行抄」の連載を開始。妖怪が見える主人公の不思議な体験を描いた本作は、独自の時空間を構築する緻密に計算された会話やコマ割り、卓越した構成力と確かな絵の技術による優れた表現力で高く評価され、2006(平成18)年には第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞しました。
また、多くの文鳥との暮らしをユーモラスに描いた「文鳥様と私」や、水をテーマに人と鬼人が共存する世界を舞台にしたオリエンタルファンタジー「岸辺の唄」シリーズをはじめ、ホラーやコメディ、時代ものなど幅広いジャンルの作品を手がけています。
本展では、繊細な線描と美しい色彩で多くの読者を惹きつける今市子の作品を紹介します。貴重な原画展示を通じて、漫画家・今市子が紡ぎだした創作の世界をご覧ください。