日本画分野における代表的な従軍画家として知られる小早川秋聲(1885-1974)の知られざる前半生は、まさしく旅の中にあったと言ってよいでしょう。

画業初期に修業で訪れた中国各地にはじまり、30代でヨーロッパ、中東、インド、東南アジア各地を歴訪。1926年には北米大陸を横断しました。文字通り世界各地を股にかけた彼の特筆すべき画業のひとつが、「月」と世界各地の名所を組み合わせた一連の小画面作品です。

さあ、秋聲の描いた世界各地の月の旅へとご案内いたしましょう。