ドレスデンはチェコとの国境付近に位置するドイツザクセン州の州都で、中世よりエルベ川沿いに発展しました。第二次世界大戦中の空襲によって、市街地は壊滅的な被害を受けましたが、その後多くの人々の努力によってかつての姿に復元されました。現在ではバロック様式の宮殿や教会、オペラハウスが立ち並ぶ芸術科学の都として、往時の輝きを取り戻しています。
ドレスデンポルツェランは1872年にヨハン・カール・ゴットリープ・ティーメによって、この地に創業されました。第二次世界大戦後、同窯は政策により国営化されましたが、1990年の東西ドイツ統一により、再び民営化されました。昨今では工業化や職人不足による影響を受けていることは否めませんが、創業以来、成型から完成までの工程を全て手作業で行っていることが、高く評価されています。
岐阜県現代陶芸美術館は令和7(2025)年度に、現代に製作されたドレスデンポルシェランの製品123点を受贈しました。これを記念して、本展では、同窯の豪華絢爛なテーブルウェア、シャンデリアをはじめとする室内装飾品を紹介します。