千葉のまちは平安時代後期の大治元年(1126)に、平常重(たいらのつねしげ)が現在の千葉市中央区亥鼻(いのはな)付近に本拠地を移し、「千葉」と名乗ったことからその歴史が始まりました。千葉氏が一族の守護とした「妙見(みょうけん)」への信仰は、星空の下に人々を結び付け、今日に至るまでまちのアイデンティティの確立に大きな役割を担ってきました。開府900年の年にあたる2026年、千葉市美術館では特別展「月と星と―美術がつなぐとき」を開催し、近世の美術から現代アートまで約150点の作品を展観。人々と深い関わりを持つ月と星にまつわる多様な表現を紹介します。
本展では千葉の地で紡がれてきた芸術文化の継承も重要なテーマのひとつです。修復後、初公開となる日本画家・田岡春径の横8メートルを超える旧壁画《妙見尊出現之図》(千葉市立郷土博物館蔵)や、現代美術家・宮島達男の大規模なインスタレーション《地の天》(千葉市美術館蔵)をはじめ、様々な作品が歴史や伝承、伝説を現代に繋ぎ、私たちが未来を創造していくための光となることでしょう。[美術館サイトより]