「特集:前田昭博」
鳥取県八頭郡河原町(現・鳥取市)に生まれた前田は、大阪芸術大学に在学中、制限された要素のなかに豊かさを秘める白磁の逆説的な可能性に着目し、以降現在までほぼ一貫して磁器の表現を追究してきました。日々磁土と格闘するなかで前田は、「伝統と革新的創造」という現代の工芸に課せられた普遍的テーマと向き合いつつ、そこに個人作家としての問題意識を練り込もうとしています。そのような創作姿勢から生まれた、「光と影の造形」「用的立体」などと評されるその作品は、日本陶芸展や日本伝統工芸展などさまざまな公募展で高い評価を得、国内外の美術館などに収蔵されています。

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「ヌード ─裸体表現のあれこれ」
当館のコレクションから「裸体」を主題とした作品を厳選してご紹介します。古代から、私たちの同時代に至るまで、裸体をめぐる表現は美術史において実に様々な展開を見せてきました。人間にとって最も身近なモティーフでありながら、同時にデリケートな問題も孕む複雑な存在――立体、絵画、写真等様々な素材技法で捉えられた裸体を通じて、今一度その魅力に迫りたいと思います。