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ギフト・オブ・ホープ――21世紀アーティストの冒険 |
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12/16〜4/8 東京都現代美術館 |
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快晴の日曜の朝、会期終了も間近なので急いで出かけた。確かに人が少ないほうが作品はゆっくり見ることができる。夢中で壁に展示されたN・ラワンチャイクンのコミックの日本語訳されたテキストを読む。至福のひと時……しかし、他はガラーンとした会場で作品を目の前にしていると、なんだかちょっと寒かった。エアコンのせいだったのだろうか?
[4月1日〈日〉 原久子] |
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A TOMATO PROJECT |
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3/10〜4/8 ラフォーレミュージアム原宿[東京] |
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「映像、写真、音楽などを駆使したインスタレーション」と情報誌には書いてあったのだが……。展示業者によって設えられたであろう仮設壁面に整然と並ぶグラフィックの作品……違うんじゃないかなって感じがした。無言で、作品に穴が空くのではないかってほどのまなざしを投げかけている若者たちで溢れかえった会場。彼らは何をあんなに見ていたのだろう? すごく期待して行った分、悲しみは深かった。
[4月1日〈日〉 原久子] |
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ランデヴー展 |
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3/22〜4/8 スパイラル・ガーデン[東京] |
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なんだか裏切られっぱなしの今日(やっぱエイプリル・フールだから?)。ここにある作品というか商品(?)は展示がよければもっと楽しめたはずなのに。企画倒れっていうのでしょうか。内容ももちろんですが、プレゼンテーションの仕方って大事だと思うんですけど。
[4月1日〈日〉 原久子] |
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カチョー+ヤノベケンジ |
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3/1〜4/15 資生堂ギャラリー[東京] |
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無理をしてでも足を運んで良かったと思える作品に出合えた。大気中の微量の放射線を感知し、10ポイントカウントするごとに、頭をもたげて倒れこんでいた少年がゆっくり立ち上がる。頭を向けた方向にある笑顔の太陽の口からシャボン玉がフワフワと出ているなか、少年は無言のまま遠くを見ている。カチョーの作品は刺身のつまのようにも見えてしまったが、やはり刺身にはつまは必要なのだろう。
[4月1日〈日〉 原久子] |
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クリスチャン・マークレイ展 |
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3/27〜4/10 ギャラリー小柳[東京] |
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車の後ろにヒモでエレキギターをくくりつけ、田舎道を疾走していく様子を撮ったビデオ「ギター・ドラッグ」。ギターはぼろぼろになりながら断末魔の悲鳴(?)をあげるという、音楽作品でもある。
[4月2日〈月〉 村田真] |
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母袋俊也展 |
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4/2〜21 ギャラリーなつか[東京] |
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ギャラリーの入り口を封鎖して小屋を設け、開口部からギャラリー内のタブローを見るという仕掛け。最近、母袋氏はこうした「サイト・スペシフィック絵画」を立て続けに発表している。描かれたイメージ自体に大きな変化があるわけではないが、2年前に藤野町につくった「絵画のための見晴らし小屋」以来、見るものと見られるもの、描くものと描かれるもの(あるいは見ることと描くこと、見られることと描かれること)の関係性を問うているようだ。
[4月2日〈月〉 村田真] |
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山部泰司展「今の絵」 |
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4/2〜21 ギャラリーQ[東京] |
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モノクロームに近い色彩で植物のような形態を描いたペインティング。イメージを左右反転させた2点がペアになっている。一見、日本画のようにも見えるし、コンセプチュアルな作品にも見えるけど、実はタネもシカケもないペインティング。
[4月2日〈月〉 村田真] |
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