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Exhibition Reviews & Guide ..

3分間の沈黙のために
4/15〜5/6 十思スクエア3階[東京]
 
 
3分間の沈黙のために
廃校になった古い小学校の校舎を利用し運営されている十思スクエアを会場に、オランダと日本のアーティストによる展覧会が開かれていた。古い事務用のロッカーで作品をつくってしまった佐藤時啓、元音楽室に缶を使ったサウンド・アートを展開したパウル・パンハウゼンなど。いずれもテーマにあげられている「人」「自然」「テクノロジー」を融合させた作品を発表。個々のコンセプトをいかして、教室や廊下を使い、場所性を取り込みながらつくられた作品群により、見ごたえのある展覧会となっていた。
[4月20日〈日〉 原久子]
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申明銀「こなさんみんばんは」
  3/22〜4/21 SCAI・ザ・バスハウス[東京]
 
 
プードルのグルーミングにこんなにも沢山のパターンがあったとは。そんな驚きもさることながら、会場に入って正面にあった二枚のペインティング作品は、さらに私を驚かせた。立体やインスタレーション作品ばかりが彼女の作品ではなかったのである。困ったことに、頭からこの言葉と作品が離れない、「こなさんみんばんは」。
[4月20日〈日〉 原久子]
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ジャック・ピアソン
  3/24〜4/21 タカイシイ・ギャラリー[東京]
 
 
ジャック・ピアソンって写真家だと思っていた。この展覧会は写真作品と立体とで構成されていて、これまでもっていたピアソンのイメージをさらに補ってくれるものでした。
[4月20日〈日〉 原久子]
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川元陽子「バスク・イン・ザ・サン・アンド・アザー・スモール・ペインティングス」
  4/3〜22 on Sundays[東京]
 
 
大阪で見たモノクロ写真の橋本和子が撮った動物たちと、川元陽子が鮮やかな色彩で描く動物たちとの間にある隔たりというのはなんなのだろうと思って見た。川元の描いているのは、動物ではなくて、風景なのだ。
[4月20日〈日〉 原久子]
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ヲダマサノリ「太陽のうらがわ太郎のはらわた」
  3/15〜4/22 ナディッフ[東京]
 
 
1970年、時代をリアルに感じられるほどの年齢には達していなかったものの、時代の空気は覚えている。幻覚かもしれないが、ここには30年前の空気が詰め込まれているような気がして、少しそんな空気に酔ってみたい気になった。
[4月20日〈日〉 原久子]
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大竹敦人展「乳化景」
  4/10〜29 セゾンアートプログラム・センター[東京]
 
 
展覧会場に足を踏み入れるときいつも緊張するが、はじめて入るスペースというのは特に緊張する。表通りに看板があるのに、セゾンアートプログラム・センターにそれまでまったく気づかなかった。先月、NICAFで見た作品が、再構成され大竹敦人の個展として展示されていた。ガラスの球体の表面に乳剤を塗り、ネガの状態でイメージが焼きつけられている。国際フォーラムで見たときは吹き抜けにあったので、天井から差し込む光によって作られる影と、焼きつけられたイメージが混在してガラスに映し出されているように見えていた。閉ざされたホワイトキューブでは環境を取り込むことはできない。床のうえの球体もなんだか寂し気であった。
[4月20日〈日〉 原久子]
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