reviews & critiques ||| レヴュー&批評 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||
ギャラリー−1 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
東京アート・フィールド−「小山登美夫ギャラリー 」 微気候の生成、あるいはスペシフィケーションの問題 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||
ギャラリー内より入り口方向を見る |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||
槻橋 修 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||
記号論的迷宮の微気候
フランス在住の若手アーティスト、多田佳予子の日本初の個展『リヴァーシブル』は、ヒートアイランドと化した都心の一角に「涼しいスペース」をつくりだした。東京・佐賀町にある小山登美夫ギャラリーがその舞台である。 |
間仕切りにはそれぞれ異なる 柄のものが使用されている |
||||||||||||||||||||||||||||||||||
食糧ビル中庭。ギャラリーは2階バルコニーの奥にある |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||
特殊なるサイトとしてのギャラリー
多田自身の言によれば、今回のインスタレーションは実際にギャラリーを訪れたうえで制作されている。また、会場が現代美術館ほど大きな部屋であった場合、あるいは会期が冬であった場合、作品は全く違うものになっていただろうと彼女は言う。意図的に開け放たれたギャラリーの入り口から、清涼な風と共に外の風景が飛び込んでくる。この作品がこれほど開かれた表現となったのは、もちろんこのギャラリー自体の空 間の特殊性に大きく起因しているともいえるのだ。 |
食糧ビル外観 移し変えられた ウサギの図柄 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||
多田佳予子《リヴァーシブル》 会場:小山登美夫ギャラリー 会期:1997年7月22日〜8月9日 問い合わせ:Tel.03-3630-2205 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||
写真:槻橋 修 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
ギャラリー−1 | −2 | −3 | −4 | −5 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
top | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
review feature interview photo gallery |