デジタルアーカイブスタディ

マテリアリティを備えたデジタルアーカイブを目指して──KeMCoの実践

本間友(慶應義塾ミュージアム・コモンズ専任講師/慶應義塾大学アート・センター所員)/宮北剛己(慶應義塾ミュージアム・コモンズ特任助教/慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究センター研究員)

2021年11月01日号

この春(2021年4月)に慶應義塾大学三田キャンパスにオープンした、新たな大学ミュージアム「慶應義塾ミュージアム・コモンズ」(KeMCo)。自律分散型であること、交流を生み出すこと、そして実験場であることをコンセプトに、ファブリケーション機能をもったスタジオなども備える同館は、コロナ禍のなかでの開館準備からオープンを経て、そこでデジタルアーカイブに触れ活用する人たちにも新鮮な体験を生み出している。
柔軟かつオープンに繰り返される、デジタル/フィジカルにまたがったアーカイブの体験設計のトライアンドエラーと、そこで生まれる新しいデジタルアーカイブの姿とはどのようなものだろうか。同館の専任講師である本間友氏と、特任助教である宮北剛己氏に、日々の実践と今後の展望についてご執筆いただいた。(artscape編集部)

ミュージアム・コモンズ

2021年4月、慶應義塾大学三田キャンパスに小さなミュージアムがオープンした。名前は「Keio Museum Commons(慶應義塾ミュージアム・コモンズ)」、通称をKeMCo(ケムコ)と言う。

慶應義塾に蓄積された文化コレクションは、ほかの多くの大学と同様、研究や教育の過程で形成され、その活動が展開したキャンパスや学部、研究科や研究所に受け継がれてきた。KeMCoは、これらのコレクションと、コレクションを巡る活動のプラットフォームとして機能すべく構想された、慶應義塾初の大学ミュージアムである。


「オブジェクト・リーディング:精読八景」展(慶應義塾ミュージアム・コモンズ、2021年8月)[撮影:村松桂(株式会社カロワークス)]


KeMCoの設立に関わる経緯は、松田隆美のエッセイ「慶應義塾ミュージアム・コモンズ──三田キャンパスの創造的『空き地』」★1に詳しい。KeMCoは、非常に短い準備期間で構想から設置に至ったため、具体的な活動をどのように設計し実現するのか、当初手探りのなかで準備が進められていた。しかし、大学という研究・教育の場における現代的なミュージアムのありようを議論するなかで、またプレオープンのための企画を練ってゆくなかで、活動の中心となる三つのコンセプトが明確になった。つまり、自律分散型であること、交流を生み出すこと、そして実験場であることだ。


自律分散型の、交流を生み出す、実験場

すでに述べたように、大学のコレクションは、大学における研究・教育活動のなかで形成され、内容もさまざまであれば、管理や活用のありかたもそれぞれの専門領域によって大きく異なる。ひとつの文脈に回収されないその自律性は、コレクションのダイナミズムや魅力を生み出す源泉であり、また、コレクションがこれからも長く活用され受け継がれていくこと、つまりコレクションのサスティナビリティを裏付けてゆくものでもある。KeMCoでは、この自律性を担保するため、収蔵品を1カ所に集める統合的性格をどこまでも削り落とし、それぞれの専門の場にあるコレクションをつなぎ、可視化し、そして支える、自律分散型のミュージアム・プラットフォームを指向している。

コレクションをつなぐことに加えて、コレクションを巡る活動、またその活動に携わる人々をつなぐことも重要だ。大学のキャンパスでは、展覧会、実習をはじめとする授業、研究会など、コレクションに基づく豊かな活動が展開しているが、その活動のありようは、活動の当事者以外には必ずしも明らかになっていない。自律性は大学コレクションの最大の強みと言っても良いが、各個の活動があまりにも独立して行なわれるために、大学内にどのようなコレクションがあり、どのような人々が関わり、どのような活動を行なっているのかが非常に見通しづらい。KeMCoでは、これらの活動と、活動に関わる人々をつなぎ、その交点に新たな実践を生み出したいと考えている。


「精読八景」展の設営。コレクションを所管する部署から担当者が集い、お互いの出品物について質問をしたり、ディスカッションをしたりする光景が見られた


そのためには、実験的な試みを行ない、時に失敗しながらも次の挑戦に向かえる場が必要である。筆者(本間)は、学芸員養成課程の授業を担当しているが、少なくない数の学生が、ミュージアムは完成されたもの、確立された活動や評価を見せる場所であると認識しており、一般にもそのような考えが強いように感じている。しかしミュージアムは大学と同様、生きた研究の場であり、そこでの実践は日々更新されていく。そのためKeMCoは、新しいアイデアやプロトタイプを共有し検証する実験場として強く自己を規定している。

ここまで、駆け足にKeMCoの活動の中心となるコンセプトについて紹介してきた。これらのコンセプトを、具体的な活動として造形してゆく際に必要不可欠な役割を担っているのがデジタル環境である。 前置きが非常に長くなってしまったが、 次項からは、KeMCoが構築するデジタル環境のなかから、慶應義塾のコレクションを見晴らすデジタルアーカイブ・プラットフォーム「Keio Object Hub」、そしてクリエイション・スタジオ「KeMCo StudI/O」を事例として紹介する。


Keio Object Hub

慶應義塾には、160年を越える歴史のなかで集積されてきた多様な領域にわたる文化コレクションがあり、これまで学内のさまざまな機関が独自にデータベースを構築・公開してきた。KeMCoでは、これらのデータベースを連携させ、展覧会をはじめ学内で展開する文化関連活動と結びつけることによって、慶應義塾のアートとカルチャーを一望するデジタルアーカイブ「Keio Object Hub (以下、KOH)」を2021年4月に公開した。


Keio Object Hub(トップページのイメージ)


構想にあたっては幾年月が費やされ、詳細は割愛するが、開発が本格化したのは2019年頃となる。現在は初期公開版として、v1.0 Verdure(ヴァージャー)が一般公開されており、本ヴァージョンは、筆者らをはじめとするKeMCo所員に加えてデザイナー、エンジニアも含めたデザイン思考アプローチのワークショップを数カ月にわたって実施していく過程で醸成された。慶應義塾の学生へのインタビューを経て、主たるユーザ層を研究者(Researcher)と学習者(Learner)に設定し、彼らによる利活用を想定したデジタルアーカイブとしてデザインした。

この、慶應義塾初の機関・分野横断型のデジタルアーカイブは、大学に集積された文化財(オブジェクト/Object)がデジタル空間を通じて人々と出会い・交流し、グローバルなネットワークに接続するハブ(Hub)となることを意図して「Keio Object Hub」と命名され、執筆時点で約12,800 件の文化財情報を掲載している。


Keio Object Hubの特徴

KOHでは、オブジェクトの基礎情報だけでなく、コレクションの解説や高解像度画像等のメディアを掲載し、デジタルアーカイブとしての機能の充実を図っている。保有する画像やメタデータは、KOHに限らず、さまざまなシステムやアプリケーションで活用することができるように国際規格IIIF(International Image Interoperability Framework)★2に対応しており、その多くは、出典さえ明記すれば二次利用可能なクリエイティブコモンズ表示(CC BY)で提供されている。また、2021年5月には国立国会図書館が運用する「ジャパンサーチ」との連携を開始、他機関所蔵のコンテンツとの横断検索も実現している。

KOHのUI(ユーザインターフェース)は、利便性を考慮しつつ、文化財情報を閲覧・探求するユーザの経験を損なわないよう、また、オブジェクトそのものを邪魔せず、引き立てるようデザインされた。文化財のサムネイルがゆったりと流れてゆくトップページでは、コレクションの多様性を示すとともに、デジタルアーカイブにおいてはやや困難な、文化財情報との偶然の出会い “セレンディピティ” をつくり出している。セレンディピティの創出は、試験的に実装している「AIサジェスト」機能でも推進しており、Google CloudのVision APIを用いて各オブジェクトの画像をAI(機械学習)解析し、自動的にキーワードを付与している。そうして付与されたキーワードは、各オブジェクトのページ上のみならず検索やフィルタリングにも反映され、より多くの文化財との出会いが演出されるように工夫している。


Keio Object Hub(Webサイトのスクリーンショット)


アーカイブされる過程・活動の可視化

従来、デジタルアーカイブというと、その対象が何であれ、主には制作物それ自体、いわゆる結果/結論だけがアーカイブされている事例が多い。しかし、KOHでは、慶應義塾が実施する文化・芸術関連の活動そのものが重要なアーカイブの対象であると考え、大学に蓄積されたオブジェクトに加えて、学内で実施された展覧会やイベントに関するデータも「展覧会・イベント」情報として、広くアーカイブして公開している。

また、ほかに「Behind the hub」や「Open Data Design」として、オブジェクトがアーカイブとして集積されていく過程をはじめ、これまでは公にされなかったプロセスやデータの二次利用に関する取り組みも公開している。

KOHでは、データの共有・公開を進めるだけではなく、こうしてオープンになったデータを活用することで「どのような体験がデザインできるのか?」という問いに立脚し、デジタル・リアルの双方でデータの利活用にまつわる取り組みを推進している。このうちリアルな活動拠点となるのが、以下に述べるKeMCo StudI/O(ケムコ・スタジオ)である。


KeMCo StudI/O(ケムコ・スタジオ)

展示室や収蔵庫の上層、8階に位置するケムコ・スタジオは、三田キャンパスでは初となる「ファブリケーション=ものづくり」を実践するためのクリエイション・スタジオである。StudI/O のⅠ は「Input」、O は「Output」を表わし、慶應義塾が集積してきた有形・無形の文化財をInput/Output していく場として誕生した。「Input」とは、文字通り「入力すること」を意味し、慶應義塾がもつ文化財のデジタルオブジェクト化、そして、インターネットを含めたデジタル空間への投入を推進している。対して、「Output(出力)」では、投入されたデータの公開・共有を行ない、その利活用を学内外で推し進めている。

スタジオには、デジタル/フィジカルにまたがる多様な工作機能が備わり、ミュージアム来館者をはじめ、塾生や教職員、研究者等がミュージアムにおける展示・収蔵の実践と間近に接しながら、デジタルと現実のオブジェクトや空間との関係性を広い視座で捉え、分野横断的なファブリケーションを展開することができる。もちろん、ファブリケーションとひと口に言っても、その手法や目的は多岐にわたるが、ケムコ・スタジオは、スピーディなプロトタイプ制作から本格的なコンテンツ制作に至るまで、幅広い要求に応えられるように設計された。以下、いくつか活用事例を紹介してみたい。


ケムコ・スタジオの様子[撮影:村松桂(株式会社カロワークス)]


Input: アーカイブ化の推進

スタジオの一角は、古典籍をはじめとする書物や美術工芸品、大型の絵図等の静止画・動画撮影に対応する撮影スタジオとして設計されている。ここでは、三田メディアセンター(慶應義塾図書館)で所蔵資料の撮影を手掛けている株式会社カロワークス監修のもと、KeMCo収蔵品のみならず、アート・センターや斯道文庫など、学内の他部署が所蔵する資料のアーカイブ化(Input)を推進している。

機材はさまざまに取り揃えているが、そのうち、静止画撮影に活躍するのが、ミラーレス一眼デジタルカメラ「FUJIFILM GFX100」ならびに「FUJIFILM GFX100 IRバージョン」となる。前者は、1億画素を超える高画素・高画質の静止画が撮影可能なことから対象作品の細部まで視覚化でき、また、経年劣化や損傷が不可避な作品の記録・デジタル保存に役立っている。一方、後者は同機のIR(Infrared Rays)バージョンとなり、赤外線領域撮影に対応している。赤外線撮影では、肉眼では見ることの難しい下絵や文字を検出するほか、素材や傷の状態も確認できることから、学芸員による調査研究に活用されている。

また、ほかに力を入れているのが、立体的な形状をもつ文化財の3Dデジタルアーカイブである。現在、特徴の異なる2台の高精度3Dスキャナーを用いて3Dデータ化を進めている。どちらも非接触型のポータブル・ハンディスキャナとなり、小型の文化財は精度(最大)0.05mmまでスキャン可能な「Artec Space Spider」を、中型・大型の文化財はタッチパネル・スクリーン内蔵で広角レンズ搭載の「Artec Leo」を駆使して、色情報も含めた3Dデータの取得を行なっている。


撮影している様子(左:静止画撮影/右:3Dスキャン)


Output: KeMCoM(ケムコム)プロジェクト

ケムコ・スタジオを拠点に活動している学生(学部生・大学院生)の活動を総称してKeMCoM(KeMCoのMembers)プロジェクトと呼んでいる。専攻分野やキャンパス間の垣根を超えて、現在10名ほどの学生が活動しており、それぞれの持つ興味や関心、知識や経験を共有しながら、学生ならではの視点と文脈から文化財とファブリケーションの新しい可能性を探求している。その活動内容は多岐に及ぶが、ここで重きを置いているのがOutput活動である。アーカイブ化(Input)された文化財情報が学生を中心に二次利用・二次創作(Output)されることで、Input/Output がKeMCoを起点に相互に循環し、歴史・文化の着実な継承と創造的な発展が慣性的に生み出されている。


KeMCoMの活動(左:ケムコ・スタジオでのディスカッション/右:来場者に機材やアウトプットを紹介)


代表的な事例としては、展覧会の出展作品やポスターのビジュアルデザインから着想した「かわいい」コンテンツの制作(例:インスタグラムでの発信)、デジタル環境ならではのミュージアム鑑賞体験の創出(例:KeMCo 360 VIEW)、プロジェクションマッピングやオンラインギャラリートーク等の映像展開(例:KeMCoM ギャラリートーク)などがあり、一点ものをいわゆる “豪華主義” で手間をかけてつくるのではなく、思いついたアイデアをすぐ形にして見せてみる、プロトタイピングを重視してOutput活動を実践している。

そのうちのユニークな取り組みとして、3Dデータを活用したOutput活動を紹介したい。前述したように、KeMCoは文化財の3Dデジタルアーカイブ化を推進しているが、アーカイブされたデータはオンラインで公開★3するだけではなく、スタジオ内の3Dプリンタを駆使することで、再びアナログな(=タンジブルな)形状にOutputしている。3Dプリンタは、熱溶解積層方式でPLA(ポリ乳酸)フィラメント材料を抽出する「MAKERBOT REPLICATOR+」が1台、同方式で多素材対応の「Prusa i3 MK3S」が2台、また、高精度光造形方式でレジン(UV硬化性樹脂)を積層していく「Formlabs Form3」が1台常置されており、それぞれを目的や用途に合わせて使い分けている。もちろん、元の文化財とスケールや技法、素材は異なるが、学生たちが手を動かしてデジタルとアナログとの間を双方向に行き来しながら、文化財に新たな視点を与えている。


学生たちと制作した3Dモデル(左:古筆[文字]/右:福澤諭吉胸像)


Output: ワークショップ

学部生・大学院生を交えた取り組みに加えて、KeMCoは一貫校をもつ慶應義塾の環境を生かして、慶應義塾中等部の生徒を対象としたワークショップを継続的に展開している。グランド・オープン企画が開催されていた2021年5月に、書道部の部員や選択授業「書道×芸術」受講生等が参加したワークショップがその始まりである。当日は、KeMCoで開催中の展覧会「文字景」★4の展示作品を通した鑑賞体験に加えて、前後にイントロダクション、ファブリケーション、そしてリフレクションの場を設けることで、生徒たちは古典を多元的な視点で読み取り、その魅力を(再)認識し、また、現代に通じる身近な存在であることを認識した。

ワークショップのなかでは、CODH(ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター)が開発し、「文字景」で初めて一般公開されたくずし字AIアプリ「みを(miwo)」の解説と体験の機会も設けられた。展覧会を鑑賞した後は、スタジオでオリジナル印章づくりと作品制作に取り組んだ。いずれも制作にあたってスタジオの機材が活用され、印章の持ち手は3Dプリンタで抽出、印面はレーザー加工機「Trotec Speedy 100」で加工した。オリジナル作品の制作では、参加者それぞれが自由に素材やツールを選び、各々の“推し”作品を立体的に表現した。

ワークショップの様子(左:ワークショップ中の中等部生/右:制作されたオリジナル作品)


マテリアリティのあるデジタルアーカイブ

「デジタルアーカイブスタディ」の複数の記事でも中心的なテーマとして取り上げられているように★5、2020年は、COVID-19の拡大により社会が大きな変容を迫られた年だった。ミュージアムにおいては、デジタル環境を構築しそこでの活動をオンラインで共有してゆくことが、オプショナルなものではなく必要不可欠なインフラのひとつであることが、かつてない実感とともに認識さたのではないかと思う。

KeMCoも、プレオープン・イヤーとなる2020年に、いくつかの展覧会とイベントの開催を準備していたが、そのほぼすべてをオンラインで参加するプログラムとして実施した。 COVID-19に対応した具体的な実践は別の機会に紹介したいが、2020年の経験は、筆者にとって、デジタル環境の重要性を再認識するだけではなく、デジタルアーカイブのマテリアリティについて思いを巡らせる機会となった。

COVID-19により、社会におけるさまざまな活動がデジタル環境に移行し、一部の活動については、感染症の脅威が過ぎ去った後もデジタルに留まるとも予測されている。しかし、ミュージアムは、モノや空間との身体的な出会いを長く体験の中心に据えてきた領域である。そうであればそのデジタルアーカイブにも、現実とのことさらの接続が求められるのではないだろうか。つまり、ミュージアムのデジタルアーカイブにとっては、社会のなかで使われ、その体験のなかでマテリアリティを獲得することが必要なのではないだろうか。

デジタルアーカイブとマテリアリティについての考察は緒に就いたばかりだが、本稿で紹介したKeMCoの活動、とくにKeMCo StudI/Oにおける活動のなかに、いくばくかの示唆を見いだせるのではないかと考えている。

今後も、実験的な場としてのKeMCoの性格を生かし、ほかのデジタルアーカイブとも交流を図りながら、マテリアリティのあるデジタル・アーカイブを巡る実践を重ねてゆきたい。




★1──松田隆美「慶應義塾ミュージアム・コモンズ──三田キャンパスの創造的『空き地』」(三田評論オンライン)
https://www.mita-hyoron.keio.ac.jp/other/202003-1.html(2021年10月27日閲覧)
また、ミュージアム・コモンズのコンセプトについては、Yu Homma, Museum Commons: Connecting Diversity of Collections, People and Places, International Committee of Museum, Annual of International Committee University Museum and Collections (UMAC), July 2018でもまとまって紹介されている。
https://www.academia.edu/36889476/Museum_Commons_Connecting_Diversity_of_Collections_People_and_Places(2021年10月27日閲覧)

★2──IIIFについて、詳しくは本サイトに寄せられている永崎研宣氏「つながる世界のコンテンツ──IIIFが描くアート・アーカイブの未来」を参照されたい。
https://artscape.jp/study/digital-achive/10139893_1958.html

★3──現在は学内限定で公開しているが、近日、KOHをはじめ、各プラットフォームでの一般公開を予定している。

★4──「文字景──センチュリー赤尾コレクションの名品にみる文と象」展(2021年4月)
https://objecthub.keio.ac.jp/event/3(2021年10月27日閲覧)

★5──下記を参照のこと。
大橋正司「ミュージアム・ロストが起動させた“第四世代の美術館」(2020年03月15日号)
田良島哲「行かない/行けない人のためのデジタルミュージアムと、それを支えるデジタルアーカイブ」(2020年07月01日号)
平諭一郎「創造と併走する、現代の美術におけるデジタルアーカイブ」(2021年04月01日号)

  • マテリアリティを備えたデジタルアーカイブを目指して──KeMCoの実践