デジタルアーカイブスタディ

バックナンバー

展覧会図録のデジタルアーカイブとその公開──三の丸尚蔵館の事例から

[2023年09月01日号(三島大暉)]

コロナ禍で大きく加速したDX(デジタルトランスフォーメーション)の流れのなか、2022年に改正された博物館法では 「博物館資料に係る電磁的記録を作成し、公開すること」という項目が追加 され、国内の文化的基盤を支えるミュージアムにおいても、デ...

写真アーカイブズとデジタルアーカイブ──潜在的な写真の力を生かすために

[2023年01月15日号(中川裕美)]

「写真とは何か」という問いは人々の間で長らく繰り返されてきた。1839年にフランスの科学アカデミーでダゲレオタイプ(銀板写真)が公表されて以来、絵画や彫刻と並ぶ複製芸術作品として、また日常のスマートフォンで撮る記録画像として──視覚メディア...

マンガが「芸術」になる!? ──マンガのデジタルアーカイブの実践から考える

[2022年04月15日号(イトウユウ)]

「出版不況」と言われ始めて久しい状況のなかでも、マンガを原作としたコンテンツは絶えず多くの人々の関心と熱を集め、メディアをつねに賑わせている。これまで長い間大衆文化として見なされてきたマンガをめぐっては、2010年代以降、公共的なアーカイブ...

マテリアリティを備えたデジタルアーカイブを目指して──KeMCoの実践

[2021年11月01日号(本間友/宮北剛己)]

この春(2021年4月)に慶應義塾大学三田キャンパスにオープンした、新たな大学ミュージアム「 慶應義塾ミュージアム・コモンズ 」(KeMCo)。自律分散型であること、交流を生み出すこと、そして実験場であることをコンセプトに、ファブリケーショ...

創造と併走する、現代の美術におけるデジタルアーカイブ

[2021年04月01日号(平諭一郎)]

「デジタルアーカイブ」と聞くと、その対象になるものとして古い文化財や書籍などをまず連想しがちだが、その対象には、現在進行形で生み出されているメディアアートやアートプロジェクト、日本画、工芸などといったジャンルの美術作品も広く含まれている。展...

ジャパンサーチ正式版公開!──美術のデジタルアーカイブの利活用に向けて

[2020年12月01日号(徳原直子)]

2020年8月25日に正式公開された ジャパンサーチ は、我が国のさまざまなデジタルアーカイブと連携し、多様なコンテンツを統合的に検索できる「国の分野横断型統合ポータル」である。内閣府知的財産戦略推進事務局が庶務を務める「 デジタルアーカイ...

行かない/行けない人のためのデジタルミュージアムと、それを支えるデジタルアーカイブ

[2020年07月01日号(田良島哲)]

ミュージアムとは、その空間へ足を運ぶ人たちだけのものなのだろうか? 文化庁 国立近現代建築資料館 主任建築資料調査官と東京国立博物館 特任研究員を兼任し、歴史的資料のデジタル化とその公開利用に長年にわたり取り組んでいる田良島哲(たらしま・さ...

ミュージアム・ロストが起動させた“第四世代の美術館”

[2020年03月15日号(大橋正司)]

美術館・図書館・公文書館・博物館(GLAM)のデジタルアーカイブ、ウェブサイトの利用者ニーズについて観察調査を行ない、論文「デジタルアーカイブをデザインする:『まだそこにいない』利用者に共感し本当に使われるサービスを作るために」(デジタルア...

美術の著作権2019──データベース・アーカイブ・美術館

[2019年09月15日号(甲野正道)]

2019年1月に著作権法の改正が施行されました。また2018年末にはTPP(環太平洋パートナーシップ協定)が発効し、著作権の有効期限が著作者の死後50年から70年に延期されるなど、著作権法の変更が行なわれています。デジタルアーカイブを構築、...

日本の美術情報国際発信の夜明け──美術作品や文献をめぐる3つのプロジェクト

[2019年01月15日号(川口雅子)]

日本の美術館情報が少しずつ開かれてきている。東京2020大会が近づく中で、書籍やアニメ、文化財、自然史といった膨大な資料を横断的に検索できるポータルサイト「ジャパンサーチ」の試験運用が2019年1月から始まる予定であり、美術情報の検索利便性...

オススメ展覧会

レビュー/プレビュー

フォーカス

キュレーターズノート

artscapeレビュー

トピックス

360°ビュー