横浜の「BankART1929」にて、支援のためのクラウドファンディングが実施されています。支援募集は2025年3月31日(月)23:59まで。詳細は下記及び、募集サイトをご覧ください。
2004年、横浜市の創造都市構想のリーディング事業として始まったBankART1929は、歴史的建造物や港湾倉庫等を文化芸術活動の拠点として活用し、移転を繰り返しつつも、都市とアートを開く活動を継続してきました。しかし、2024年11月に横浜市から発表された、2025年度以降のBankART Stationの場所(新高島駅B1F)の運営者公募にBankART1929は採択されず、来年度から市の補助金が打ち切られることが決定。BankART Station 及びKAIKOは今年度末をもって終了することになりました。
20年にわたる横浜市との関係性を変えざるを得なくなった現在の課題として、3月末までに既に決まっている事業を展開しながら2施設を完全撤収するために荷物の移動先と資金を自前で調達しなければならないこと、同時に来年度以降の活動拠点と経済構造を急ピッチで再構築しなければならない、という差し迫った状況があります。
現在のBankARTはこれまで活動を共にしてくれたアーティストやクリエイター、関係者や観客の皆様方とともにつくってきた運動体です。その蓄積を未来につなぎ、さらに自由に拡がっていくため、芸術活動やまちづくりを大切にしている多くの方々と共に活動継続していくために、初のクラウドファンディングに挑戦します。このピンチをチャンスに変えるべく、ご支援の程よろしくお願い致します。
(公式サイトより)
プロジェクト概要
■寄付金の使い道について
〈1次目標〉 1,000万円
BankART StationおよびBankART KAIKOの撤去費用の見積時点での不足金額
内訳|荷物[什器や機材、出版物、事務資料など合計約400平米分]の保管先の家賃
搬送用トラック費および運搬作業の人件費
上記2施設の現状復旧費[自主および指定業者発注分を含む]
〈ネクストゴール〉
来年度以降の活動資金
新たな活動拠点の確保および運営費
その他、状況により使途が明確になった時点で、都度支援者に向けて報告します。
■その他寄付金以外で求めていること
(1)荷物の移動先(倉庫、空き空間など)
荷物の内容は、書籍、機材、備品、書類、材料、道具、家具など。
合計で400平米程度分の荷物があります。1つの場所で400平米でなくても、いくつかの場所に分散も可能。
場所は横浜近郊であるとありがたいですが、遠方でも可能。
その空間によって何を置くかを検討します。屋外でも可能。
費用は無償だとありがたいですが、有償の場合はこのクラウドファンディングで集まった費用で賄います。
使用期間は、最低1年はあるとありがたいです。
(2)3月を中心とした運搬アルバイト
荷物の移動作業を手伝っていただける方を大募集します。
(3)2025年度以降の仕事の機会
美術系、まちづくり系、建築系、どんなことでも構いません。古い建物や未利用空間の活用、企画コーディネート、展示企画制作、屋内外でのイベント、編集デザイン、リサーチ、相談業務、講師や登壇の依頼、原稿執筆、壁や什器制作、壁面塗装など、これまでの蓄積をいかした活動機会がございましたらぜひお声がけください。まだ具体的になっていない段階でのご相談も大歓迎です。まずはご相談ください。
(4)本格的な活動拠点となるような空間とロケーションに恵まれた場所
これまでの活動経験から、例えばBankART Studio NYKのような、空間とロケーションに恵まれた場所での活動展開を模索しています。オルタナティブスペースとして実験的な活動ができる場所、都市のサードプレイスとして機能するような場所、周辺の環境に呼応するような活動ができる場所、常設の美術館のような良質の作品がいつでも見られる場所、そのような、その場所やその建物にあわせて、みなさまに愛される空間をつくっていきたいと思っています。
支援募集:2025/03/31(月) 23時59分 まで
目標金額:10,000,000円
募集サイト:https://congrant.com/project/bankart1929/14403