
亜細亜大学武蔵野キャンパスにて、公開シンポジウム「『明り』は見るもの、『光り』は観るもの──『ユニバーサルツーリズム』の新定義に向けて」が開催されます。
少子高齢化や社会の多様化を背景に、障害者・高齢者などの旅行機会の拡充に着目する「ユニバーサルツーリズム(UT)」への関心が高まっています。しかし、従来のUTは「支える/支えられる」という関係性を前提としてきました。その結果、「支える」立場からの発想にとらわれ、観光ならではの体験価値や魅力を十分に引き出せていない側面があります。
本シンポジウムは、「明り=目に見えるもの」と「光り=目だけでは捕捉できないものの二つをキーワードに、瞽女(ごぜ)文化やイタリアのインクルーシブ教育・文化実践を手がかりに、「支える/支えられる」という従来の枠組みを超えて、ユニバーサルツーリズムの新たな可能性を考えます。
開催プログラム
1日目|2026/09/12(土)
■「瞽女文化」から考えるユニバーサルツーリズム
<13:15~14:15 基調講演>
「盲目の女性旅芸人の歴史―瞽女と瞽女唄の研究」ジェラルド・グローマー(山梨大学 名誉教授)
<14:30~15:50 話題提供>
「新潟県上越市における瞽女ツアーの実践」斎藤弘美(瞽女ミュージアム高田 顧問)
「瞽女の旅と現代」広瀬浩二郎(国立民族学博物館 教授)
「五感を活かす観光プランの立案―学生とのフィールドワークを通して―」久保田美穂子(亜細亜大学 准教授)
「視覚に頼らない観光の可能性―全盲者・弱視者対象のモニターツアーの実践から―」一井崇(富山国際大学 教授)
<16:00~17:00 座談会>
「瞽女文化から考えるユニバーサルツーリズム」
*プログラム終了後、懇親会を予定しています。
2日目|2026/9/13(日)
■イタリアにおける社会・学校教育から考えるユニバーサルツーリズム
<10:00~11:00 基調講演>
「障害者支援の視点から考える余暇の保障―機会がない、選ばされる、選ぶ―」佐々木銀河(筑波大学 准教授)
<11:00~12:20 話題提供>
「イタリアのインクルーシブ教育について」大内進(手と目でみる教材ライブラリー 主宰)
「イタリア調査報告―国立オメロ触覚美術館を中心に―」久保田美穂子(亜細亜大学 准教授)
「ユニバーサル・ミュージアムの日伊比較」広瀬浩二郎(国立民族学博物館 教授)
「障害者が担う観光振興の可能性―与謝野町・よさのうみ福祉会の実践を中心に―」一井崇(富山国際大学 教授)
<13:30~15:00 座談会>
「ユニバーサルツーリズムの新展開」
開催日時:2026/09/12(土)13:00~17:00、 2026/9/13(日)10:00~15:00
会場:亜細亜大学武蔵野キャンパス 2号館1階 200教室(東京都武蔵野市境5-8)
参加費:無料(要事前申込)*懇親会あり(会費3,000円)
申込締切:2026/09/02(水)
公式サイト:https://www.asia-u.ac.jp/news/nid00002376.html