総合ディレクターになったアーティスト
なぜアーティストは、地域づくりに関わるのだろう。アーティストは作品をつくり、画廊で展示、販売。あるいは美術館や国際展で作品を発表する。このようなシステムはすでに崩壊しているのか。そんな疑問を持ち始めていたところ、アーティストが主体的に地域と関わるプロジェクト「旧中工場アートプロジェクト」(以下、プロジェクト)が広島で立ち上がった。地域づくりは当然だが自治体主導が多く、アーティストが先導する地域づくりは数少ない。このプロジェクトの総合ディレクターであるアーティストの柳幸典氏(以下、柳)を訪ねたいと思った。福岡出身の柳は、武蔵野美術大学卒業後、ニューヨークに10年ほど滞在していた。ベニスビエンナーレ アペルト部門受賞(1993)や、サンパウロ・ビエンナーレ ユニバーサリス(1996)、広島市現代美術館(2000)など、国際的に活躍しているアーティストだ。柳の名を世界に知らしめた作品《アント・ファーム・プロジェクト》は、透明な薄いケース内に砂絵で国旗を作り、その中に蟻を放して巣作りをさせるもの。そしてそれぞれの国旗はチューブでつながり、蟻が自由に往来して各国旗の色が、侵食されながら混ざり合っていく、美しさと危機感を合わせ持った作品である。新幹線のぞみで品川から4時間、人口116万人の広島市へ向かった。
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アーティストの直感
柳とは初対面である。JR広島駅から路面電車に乗って約20分、待ち合わせした旧日本銀行広島支店のある袋町駅で下車した。爆心地から380mというこの被爆建造物から現れた柳は、2年前から広島市立大学芸術学部現代表現領域の准教授に就任している。プロジェクト開始直前で忙しそうだった。早速なぜ、アーティストが地域づくりに関わるのか伺ってみた。「アーティストならではの直感」、と柳は即答した。今このプロジェクトを行なわなければ、という学生の卒業時期などの時間的制約もあったようだが、自治体や大学などが行なう予算内で実施する事業とはまったく反対の方法、つまりスタートしてから予算を募り、不足を補う方法で実験的プロジェクトを始めた。無謀ができるのがアーティストと柳がいうように、このプロジェクトは2006年末に決まり、そのときの予算は研究費としての60万円ほどだったらしい。しかし訪れたときには既に600万円ほどの助成・協賛金が集まっていた。参加アーティスト約70名には交通費や宿泊費以外の支払いができないため、最低1,000万円は確保したいと言った。アーティストならではの苦肉の策として、版画で株券(旧日本銀行広島支店 藝術家株券)を4種類(\3,000・\30,000・\100,000・\500,000)制作して金券同様に配布した。アーティストの人選は柳のネットワークから始まり広まった。基本的に人のやっていないところに分け入っていくところがあるという柳。苦労も大きいが喜びも大きいと、プロジェクトをゼロから立ち上げた。「ゴミがアートになる!超高品質なホコリ」展、「わたしの庭とみんなの庭」展、「金庫室のゲルトシャイサー」展の3つの展覧会とシンポジウムを同時開催する。柳が教える大学の大学生・大学院生・助手を中心とした十数名による、旧中工場アートプロジェクト実行委員会を組織し、ブログと携帯電話を活用して運営にあたる。使われなくなった古いごみ焼却施設・旧中工場をアートセンターにすることを将来の目標に、2007年4月1日から22日まで展覧会が開かれる。各会場前には淀川テクニック(松永和也・柴田英明)のごみで作られた花輪が、プロジェクトの目印のように飾られている。入場はすべて無料。 |
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左:旧日本銀行広島支店
筆者撮影
右:シンポジウム「地域におけるアートの役割」
提供=旧中工場アートプロジェクト実行委員会 |
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都市のアイデンティティ
広島駅から車で20分ほど、広島湾に面した位置に、新旧のごみ焼却施設が隣り合わせに建っている。新しいのは、東京国立博物館の法隆寺宝物館や新しいMoMAを設計した建築家・谷口吉生の広島市環境局中工場(以下、中工場)。古い旧中工場は壊せば経済的負担が大きい産業遺構だが、柳は負の廃物ととらえず積極的に資源として生かすことを提言する。また、広島市を俯瞰して見ると、広島平和記念公園から広島湾へ、北から南へ続く直線道路の吉島通りに建築家・丹下健三(広島平和記念資料館)と谷口吉生(中工場)の建築が両端に位置するのがわかる、と柳が言った。丹下が考え出した都市広島の背骨を思わせる都市軸を、谷口は設計思想に取り入れていると思ったと柳は言う。確かに一直線の道路と同じ線上に、エコリアムと名付けられた公共空間の通路が広島湾へ貫かれ突き出ている。洗練された谷口のこの中工場は、日本国内に1,500ほどあるというごみ焼却施設のなかで最も近未来的で美しいのではないか。洗練されたシンプルなデザインが周辺の自然環境に調和している。師弟でつながるこの二人の建築作品に、柳がアートとして意味を見出す。広島のアイデンティティとなる広島平和記念公園と、都市の問題となるごみ焼却施設が一本の道路でつながりセットであるところに着目した。このごみ焼却施設を単なる迷惑施設として見るともったいない。むしろごみ焼却施設を文化施設ととらえることで、都市軸を活かした文化ゾーンを形成して、都市のアイデンティティを面白くできると考えた。さらに、教育者でもある柳の一面なのだが、大学は本来都心にあるべきものだと考えているという。都市のアイデンティティや都市の意志というのは、未来へつなげる人間を作っていく意思がないと見えてこない。大学や文化施設は都市の中央にあるべきだと主張する。
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再生されるごみ焼却施設 「ゴミがアートになる!超高品質なホコリ」展
現代美術作品のなかには、ごみをアートにした象徴的作品がある。家庭から出たなまゴミを透明なプレキシグラスの箱に封じた《なまゴミ》(1969)というフランスのアルマンの作品だ。その時代、その地域での人々の生活を廃棄物によって一気にドキュメントしたリアルで迫力のある作品。この展覧会場である旧中工場のプラットフォームで開催している「ゴミがアートになる!超高品質なホコリ」展(企画担当:岩崎貴宏)では、ごみ焼却時の最後に残る黒い砂利のようなスラグを利用した、しばたゆりの作品《“You made me”SLAG MAN #1 2007 HIROSHIMA》が制作された。「私たちはゴミを日々作り、ゴミは工場で高温度で焼却し冷却されスラグになります。スラグはコンクリートやアスファルトに混ぜられて再利用されていますが、日々日本中で増え続けています。スラグで出来た人の形が我々に語ります。“You made me”Yuri Shibata」。道路の路盤材などの土木資材や建築資材として再利用されているスラグを素材に、手の平にのるサイズの人間の形を生み出し、大量に積もるスラグの頂に立てた。創造することによってごみに付加価値を付ける、唯一無二のアート作品。参加アーティストは藤浩志、佐藤紫寿代、照屋勇賢、アンドレアス・スロミンスキーほか。繊細かつ深遠な作品が展示される。 |
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左:旧中工場プラットホーム
筆者撮影
右:旧中工場プラットホームでのしばたゆり作品
《“You made me”SLAG MAN #1 2007 HIROSHIMA》2007年, SLAG・接着剤・他
撮影=takasix |
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越境する庭 「わたしの庭とみんなの庭」展
旧中工場から吉島公民館(角屋正法館長)へ向かいながら吉島地区の住宅地を歩いていると、家の植木鉢が公園を侵害しているのか、公園のプランターが住宅用に見えるのか、公私の区別が混同してくる地域にぶつかる。吉島公民館周辺では「わたしの庭とみんなの庭」展(企画担当:今井みはる・中村圭、企画サポート:岡本芳枝)が、学生主体で開催されている。本川と元安川に挟まれ葦の茂っている中州を意味する吉島。古くは「葭島」とも表記した。戦前期においては軍用であったが広島市内唯一の吉島飛行場があったという。吉島稲荷神社、広島刑務所、広島ろう学校があるが、大雑把に広島平和記念公園一帯の島といった方が地域のイメージがわくだろうか。高速道路予定地の空き地に北川貴好の作品《吉島庭園プロジェクト》がある。さまざまな草花を格子状に植栽して新しい風景を作り出している。風景の変化に、アートの公共性を考えた。淺井裕介、狩野哲郎、SUIKO+EMAR,TENGA+MOTEL、上田博文+竹田直樹、丸山純子、淀川テクニック、西野達、ほかが参加。広島市現代美術館の学芸員を15年間務め、現在(財)広島市文化財団文化事業部で広島国際アニメーションフェスティバル実行委員会の学芸員として活躍している岡本芳枝氏のサポートがあるのが心強い。学生たちにとっても社会学習の場となっている。また土地に埋もれたものごとを、可視化するワークショップなどを開き、作る人と見る人の垣根を低くし、アートを介在させたコミュニティを形成している。吉島公民館には「カフェ庭園Marco」もオープンし、アーティチョーク茶が飲めるとか。 |
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吉島地区での北川貴好作品
《吉島庭園プロジェクト》2007年
提供:旧中工場アートプロジェクト実行委員会 |
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思考を刺激する歴史ある空間 「金庫室のゲルトシャイサー」展
広島市指定重要文化財である旧日本銀行広島支店(1936年竣工)で開催する「金庫室のゲルトシャイサー」展は、柳幸典がアーティストとして作品を出展するほか、キュレーションをする展覧会である。尻から金をひり出すヨーロッパ中世の空想上の怪物、ゲルトシャイサーをタイトルにした。爆心地からわずかの距離にありながら、金庫室の貨幣は無傷であったという堅牢な地下の金庫室。ここにゲストアーティストの多様なインスタレーションが展開される。1階では柳による戦争、貨幣システムその独占機関としての国家について問題提起をしたインスタレーションが展示される。また旧中工場のアートセンター構想と同じく、この展覧会も本来の機能を終えた建造物の歴史の引用による実験的提案と考えているそうだ。柳幸典作品《Article9》のほか、あいだだいや、赤瀬川原平、太田三郎、木村育子、クリスチャン・ホルスタッド、タノタイガ、豊嶋康子、太湯雅晴、槙原泰介など、アーティストたちの情熱ある作品が出展されている。 |
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左:旧日本銀行広島支店での柳幸典作品《Article9》
1994年, ネオン管・プラスティックボックス・フィルムシートにプリント・アクリル板・他
右:ゲルトシャイサーズ(柳幸典+棚次理+大橋実咲)
《旧日本銀行広島支店 藝術家株券 五拾萬圓》
2007年, シルクスクリーン・ステンシル・顔料・雲肌麻紙
提供:旧中工場アートプロジェクト実行委員会 |
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漂泊するアーティスト柳幸典
大学の職を活かして広島で初めての大型アートプロジェクトを仕掛けた柳だが、アーティストとして10年間取り組んできた岡山県の犬島プロジェクト
、その第一期工事が今年から稼動する。犬島は、広島のような都市ではなく、過疎と超高齢化の島。犬島に残る銅の精錬所跡地を保存、再生するプロジェクトだ。廃墟となった産業遺構は、宝の山に見えると柳。自然そのものに廃墟はなく、廃墟は人が作る。1996年サンフランシスコ湾の連邦刑務所跡地で行なったアルカトラズ島でのプロジェクトが、廃墟や産業遺構を意識する機会となったらしい。アートが社会に影響を及ぼしうることを実感した。このプロジェクトの目標は、すべて(エネルギー・食料など)自活できるようにすることを掲げている。しかもアート・建築・歴史が融合した島がイメージにあるようだ。柳の現在の大学での研究テーマは、産業遺構のアートによる再生プロジェクト。そして購入したヨット「シナプス」を移動事務所にし、瀬戸内海をフィールドに調査をしている。柳は子供の頃探検家とか革命家に憧れていた。だが日本で探検する場所もないし、革命も起きない。それに近いものが現代美術家だったと述べている。自分のなかで革命を起こしていく魅力を感じた。今与えられた条件で最大のパフォーマンスを出すという思いでやっている柳は、今後このまま大学にいるかは未定だ。
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いいことをしたい
ニューヨークでは、都市の再生(ジェントリフィケーション)に行政がアーティストを上手に資源として使って地域づくりを進めている。日本は自治体の反応がにぶいところがある。そのためアーティストが仕掛けていくことになるのだ。米国のグリーンカードを取得してニューヨークで活動していた柳は、画廊と美術館で発表ばかりのアートシステムだけで動いていたという。生き馬の目を抜くニューヨークのアートマーケットでは、弁護士を付けて訴訟したこともあったようだ。それは成功したアーティストのことのようにも聞こえる。しかし、これで実際にアーティストは社会に活かされているのだろうか、という疑問を抱きはじめた。作品が高く売れたとか、美術館に作品が入ったとかの価値基準しかなかったところに不満が溜まっていった。アーティストとして、いいことをしたいと思って作品を制作してきたはずが、何のためにアーティストをしているのかと。瀬戸内海に浮かぶ島々を眺め、ライフワーク的にひとつのものと長く関わっていける社会的なものはないかと考えていた。そんなときに出会ったのが犬島だった。
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原子力時代に試される文化力
柳は一番嬉しかったことは吉島公民館前館長の松本雅充氏の支援だったという。地域の住民へ協力を一緒になって仰いでくれたうえ、住民たちも信頼のある松本前館長へ応えてくれたそうだ。ありえないかもしれないが、目標としてはEverybody happyになること。もし失敗があっても得るものがある。だからこそ次につながっていく。次への展開で何を学ぶのかが重要で継続は欠かせないとしている。ただ、そのためにはドキュメンテーションをしっかり作り、入れ替わっていく学生をつなぎ、市民の協力を得ていく必要がある。その準備を柳はすでにしている様子だ。老人会の協力などあるが人材は不足し、ボランティアを募集している。1945年8月6日から世界平和の根拠地となった広島は今、原子力時代に入り、文化力を試されている。経済活動だけ邁進していてはその場限りになってしまう。人間の尺度よりも、神々の尺度、群集の尺度に敏感だったといわれる丹下健三。その精神を感知した柳の都市軸をとらえたアイデアに夢が広がる。柳は広島という地名が大きな味方であり、直接世界へ直結できると地名も資源と見ている。広島の魅力に多くのアーティストがプロジェクトに参加してくれたというが、柳の人間的魅力にアーティストだけでなく、市民もひきつけられているのではないか。4月22日まで、アートプロジェクトは開催されている。
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■旧中工場アートプロジェクト基礎データ
会場:広島県広島市中区(旧中工場〔企画担当:岩崎貴宏「ゴミがアートになる!超高品質なホコリ」展〕、中区吉島公民館周辺〔企画担当:今井みはる・中村圭、企画サポート:岡本芳枝「わたしの庭とみんなの庭」展〕、旧日本銀行広島支店〔企画:柳幸典「金庫室のゲルトシャイサー」展〕)
会期:2007年4月1日(日)〜22日(日)、10時〜17時、入場無料
参加作家:アンドレアス・スロミンスキー、佐藤紫寿代、しばたゆり、照屋勇賢、トム・フリードマン、平野薫、藤浩志、淺井裕介、狩野哲郎、北川貴好、SUIKO+EMAR,TENGA+MOTEL、上田博文+竹田直樹、丸山純子、淀川テクニック、西野達、あいだだいや、赤瀬川原平、太田三郎、木村育子、クリスチャン・ホルスタッド、タノタイガ、豊嶋康子、太湯雅晴、槙原泰介ほか総勢約70名
シンポジウム:「地域におけるアートの役割」2007年4月1日13時〜17時30分、中工場見学者説明室、パネリスト(岡本芳枝〔モデレーター〕、池田修、大井健次、竹田直樹、中島正博、森司、山野真悟、柳幸典)、無料
その他イベント:レクチャー、パフォーマンス、ワークショップ、スライドトークショウ、カフェ、公開設置、地域発見ツアー、よしじま情報紙「まるよし」発行など
主催:旧中工場アートプロジェクト実行委員会
共催:広島市立大学芸術学部現代表現領域、広島市吉島公民館、(財)広島市ひと・まちネットワーク
協賛:(株)大和ラヂエーター製作所、(株)きなり、Yanagi Studio
助成:アサヒビール芸術文化財団、(財)エネルギア文化・スポーツ財団、(財)朝日新聞文化財団
協力:アサヒビール(株)、深瀬記念視覚芸術保存基金、アートサポーターズ@広島、(有)ピカソ画房、art space HAP、ゲルトシャイサー・イン・ヴァルト実行委員会
問い合わせ:TEL.082-830-1501, PHS.070-5520-4961, E-mail.cat@art.hirashima-cu.ac.jp
総合ディレクター:柳幸典(やなぎ ゆきのり)アーティスト/広島市立大学芸術学部デザイン工芸学科現代表現領域准教授
略歴:
1959年福岡県生まれ
1985年武蔵野美術大学大学院造形研究科卒業
1990年イェール大学大学院美術学部彫刻科フェローシップ修了
1992〜1993年武蔵野美術大学映像学科非常勤講師
1992年アジアン・カルチュラル・カウンシルに日米交流プログラム(PS1ミュージアム インターナショナル・スタジオ・プログラム参加)
1993〜2000年ニューヨーク,37丁目スタジオを中心に活動
2001年帰国,福岡県糸島にスタジオを構える
2005年〜広島市立大学芸術学部現代表現領域准教授
主な個展・国際展など:
1990年ヒルサイドギャラリー
1991年ギャラリーαM
1993年第45回ベニスビエンナーレ アペルト部門受賞
1993年直島コンテンポラリー・アート・ミュージアム
1994年水戸アニュアル'94:オープンシステム
1996年第23回サンパウロ・ビエンナーレ ユニバーサリス
1997年第4回ビエンナーレ・ド・リヨン
1998年台北ビエンナーレ 欲望場域
2000年広島市現代美術館
2000年ホイットニー・バイアニュアル
2000年第3回光州ビエンナーレ
2005年福岡市美術館
■参考文献
「ゴミ焼却場でゴミを使ったアート展──広島市立大メンバーらが企画」広島経済新聞, 2007.4.5,(http://hiroshima.keizai.biz/headline/55/index.html)2007.4.10
「ごみ焼却炉利用のアート展」中国新聞社, 2007.1.13,(http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200701130242.html)2007.4.10
「ごみ焼却場活用しアート展」中国新聞社, 2007.4.2,(http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200704020232.html)2007.4.10
「〔アートを活用したまちづくり調査〕事業報告書」NPO法人DANCE BOX ,2005.3,(http://www.bunka.go.jp/1bungei/bunkasinkou/tosisaisei/h16/houkoku001.pdf)2007.4.8
柳典幸「緑地帯」中国新聞, 2007.3.27〜4.5(4.1,4.2を除く),中国新聞社
『文化施設の近未来──アートにおける公共性をめぐって』Booklet15, 2007.3.31, 慶應義塾大学アート・センター
「ぴぃぷる──地域とアートを一体化」読売新聞大阪本社発行,2007.3.24, 読売新聞社
端信行・中牧弘充・総合研究開発機構『都市空間を創造する──越境時代の文化都市論』2006.4.5, 日本経済評論社
テレンス・ライリー『谷口吉生のミュージアム──ニューヨーク近代美術館(MoMA)巡回建築展 MUSEUMS BY YOSHIO TANIGUCHI』2005.5.1, 中日新聞社
チャールズ・ランドリー著,後藤和子訳『創造的都市──都市再生のための道具箱』2003.10.10, 日本評論社
雜賀雄二『軍艦島──眠りのなかの覚醒』2003.3.30, 淡交社
丹下健三・藤森照信『丹下健三』2002.9.10, 新建築社
『柳典幸―あきつしま―図録』2001, 広島市現代美術館
伊東孝『日本の近代化遺産』2000.10.20, 岩波書店
丹下健三都市建築設計研究所 編『Kenzo Tange Associates』Vol.1 1946〜1979, 1987, 丹下健三都市建築設計研究所
雜賀雄二・洲之内徹『雜賀雄二写真集 軍艦島──棄てられた島の風景』1986.8.25, 新潮社
丹下健三『丹下健三 建築と都市』1975.3.25, 世界文化社
丹下健三『建築と都市──デザインおぼえがき』1970.9.10, 彰国社
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1年間(12回)連載してきた「美のデジタルアーカイブ〈地域づくりとアート〉」は今回で最終回となります。Mapに見られるように、全国各地で展開されているアートプロジェクトは、さまざまな主催者が地域の特色を活かしたアートを媒介として市民とのコミュニケーションを活性化していました。画廊や美術館で鑑賞するアートとはひとあじ違う身近なアートが、新たな価値や人材を生み出しています。次回からは、近年のITの発展によりその動向が注目されている知的財産権など、法に関するレポートをアートの視点から試みる予定です。引き続きお付き合い下さい。 |
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2007年4月 |
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[ かげやま こういち ] |
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美のデジタルアーカイブ 新連載〈著作権とアート〉 著作権法で築く創造の円環──弁護士「福井健策」 影山幸一 |
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