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高村光太郎展 ほか
主催=日本経済新聞社ほか
高村光太郎展

 高村光太郎(1883-1956)は、『道程』『智恵子抄』などの詩集によって広く親しまれていますが、明治木彫界の重鎮・高村光雲(1852-1934)の長男として生まれた「宿命的な彫刻家」でもありました。《裸婦坐像》《手》《鯰(なまず)》などの代表作は、日本近代彫刻史上に重要な作品として、今も生彩を放っています。また、芸術青年のバイブルといわれた『ロダンの言葉』を訳出して新しい芸術思潮を紹介したほか、美術評論、絵画制作、画廊経営などの多彩な活動を通して、美術界に大きな足跡を残しました。しかし、寡作と戦時の焼失によって、彼の実作に触れる場は限られています。
 本展覧会では、全国の所蔵者の協力をえて、彫刻類は生涯をほぼ網羅する50点、油彩11点、書約10点を、資料類もまじえてご紹介します。あわせて、父・光雲の木彫10余点と、深い愛情と理解によって結ばれた妻・智恵子(1886-1938)の作品25点も展示。この規模の回顧展は、東京初、全国でも約10年ぶりです。今も多くの人々に愛されている光太郎の造型世界にふれる、またとない機会をお楽しみください。
高村光太郎展
会期 2004年7月7日(水)〜8月29日(日)
会場 損保ジャパン東郷青児美術館 新宿区西新宿1-26-1 42階
休館日 月曜日
※7月19日は開館
開館時間 10:00〜18:00
※入館は閉館の30分前まで
鑑賞料
  当日 前売/団体
一般 1,000円 800円
大学生・高校生 600円 500円
シルバー(65歳以上) 800円 ──
※小学生・中学生は無料
※団体は20名以上
問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
主催 損保ジャパン東郷青児美術館、日本経済新聞
野見山暁治展

 野見山暁治(福岡県生まれ、1920- )は、戦後の日本美術の第一線で活躍し続けてきた画家の一人です。
 東京美術学校を卒業と同時に応召し、戦後、ふたたび筆を握った野見山は、1952年に渡仏、1964年に帰国した後、今日まで独自の作家活動を展開しています。その業績は高く評価され、2000年には文化功労者に選ばれています。
 故郷のボタ山を描くことから始まった野見山の作品は、齢を重ねるごとに、対象の具体的なかたちを超えて存在そのものの核心に迫る力に満ちていきます。その変容し続ける画面からは、常に今を生き、描き続けてきた野見山暁治という画家の姿を見ることができます。
 会場では、初期から新作まで、油彩約70点と素描約20点を通して、野見山暁治の画業を紹介します。
野見山暁治展
会期 2004年 6月 4日(金)〜7月 19日(月・祝)
会場 愛知県美術館 愛知芸術文化センター10階 名古屋市東区東桜1-13-2
休館日 月曜日、ただし7月19日(月・祝)は開館
開館時間 10:00〜18:00、金曜日は20:00まで(入場は閉館30分前まで)
鑑賞料
  当日 前売/団体
一般 1,000円 800円
大学生・高校生 700円 500円
※中学生以下は無料
※団体は20名以上
※身体等に障害のある方、および付き添いの方には割引制度があります。
主催 愛知県美術館 日本経済新聞社
平山郁夫展

 日本画家、平山郁夫(1930年、広島県瀬戸田町生まれ)の制作による奈良薬師寺の玄三蔵院『大唐西域壁画』が平成13年に完成・奉納されました。
この壁画には、中国の高僧玄
三蔵が旅した唐の都長安からインドのナーランダまでが7場面13面に描かれています。平山郁夫は玄三蔵の苦難の道のりを追体験するために、140回以上も現地取材を敢行し、大作の壁画制作に臨みました。長さ40メートルにおよぶ壁画の完成には、構想から実に30余年もの歳月が費やされています。
 平山郁夫は自身の被爆体験と後遺症に苦しむ中で、1959年に『仏教伝来』を発表しました。画業の転機となったこの作品には、玄
三蔵がインドから経典をもたらした状況が幻想的に描かれています。これ以後、シルクロードや仏教をテーマに数々の作品を発表していることは広く世に知られるところです。これらの作品を制作する原動力には、一貫した玄三蔵への崇敬と感謝の念、そして、平和を願う想いがありました。そのひとつの結実であり、平山芸術の集大成ともいえるのが『大唐西域壁画』です。
 本展では壁画制作のために描かれた原寸の大下図を中心に、素描50点、写真資料などを展示します。壁画が完成にいたるまでを概観し、平山芸術の背後にあるたゆみない努力と精進の軌跡をたどります。
平山郁夫展
会期 2004年5月22日(土)〜6月30日(水)
会場 富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館 群馬県富岡市黒川351番地1(もみじ平総合公園内) TEL: 0274-62-6200
開館時間 9:30〜17:00(入場は16:30まで)
鑑賞料
  当日
一般 600円
高校・大学生 400円
中学生以下 無料
※20名以上の団体は2割引
※65歳以上は半額
※身障者・療育者の手帳をお持ちの方、及びその介護者1名は無料
主催 富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館、平山郁夫美術館、日本経済新聞社
唐三彩展世界報道写真展2004発掘された日本列島2004「YES オノ・ヨーコ」展大英博物館の至宝展ニューヨーク近代美術館展花と緑の物語展ルーブル美術館展栄光のオランダ・フランドル絵画展ボテロ野外彫刻展|高村光太郎展|野見山暁次展|平山郁夫展|万国博覧会の美術国宝 吉祥天画像蒐集家・出光佐三のこころ横山大観「海山十題」展 トーベ・ヤンソン「ムーミン谷の素敵な仲間たち展」大兵馬俑展ニューヨーク・グッゲンハイム美術館展ピカソ展──躰[からだ]とエロスピエール・ボナール展ピカソ展RIMPA展竹原書院所蔵品展キャンディス・ブレイツ展
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