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パリへ
東京芸術大学創立120周年を記念し、東京美術学校とその後身の東京芸術大学卒業生と教員による名作約100点を通して、 日本固有の「洋画」というジャンルの歩みを振り返るとともに、その将来を見つめます。 気鋭の画家としてパリから帰国した黒田清輝は、明治29(1896)年東京美術学校に西洋画科が新設されると、 その指導的立場に就き、美術団体「白馬会」の設立とも併せて、日本の洋画壇を形成していきます。 以降、1900年のパリ万博参加を契機として、画家たちは新しい表現と思想を求めてパリをめざし、 その成果と葛藤は日本の洋画壇に大きな影響を与えてきました。留学を終えて帰国した和田英作と浅井忠は、 後進の育成に邁進しました。また藤島武二、梅原龍三郎や安井曾太郎は、 西洋画の伝統に日本の感性を融合させた独自の表現世界を展開します。 1920年代以降は、パリ画壇の寵児となった藤田嗣治をはじめ、画家たちは国際性と個性の両立を模索しました。 そして洋画家たちの挑戦は現在も続きます。明治から平成まで、パリへ渡った洋画家たち百年の夢の軌跡をたどります。
会期
2007年4月19日(木)〜6月10日(日)
会場
東京藝術大学大学美術館
東京都台東区上野公園12-8 Tel. 050-5525-2200(代表)
休館日
月曜日(ただし4月30日(月)は開館、翌5月1日(火)を閉館)
開館時間
10:00〜17:00
※入館は閉館30分前まで
鑑賞料
当日
前売
団体
一般
1,300円
1,100円
900円
高・大学生
800円
700円
500円
※中学生以下の入場は無料
※障害者手帳手帳をお持ちの方と介護者1名は無料
※団体は20名以上
問い合わせ
03-5777-8600(ハローダイアル)
主催
東京藝術大学、日本経済新聞社
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