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2002年、独立行政法人である東京国立近代美術館と国立西洋美術館の図書室が相次ぎ開設・公開されました。美術館の情報化の一端でもある図書室の設置は、図書館のノウハウを美術館が吸収しながら構築してきた結果ともいえるものです。美術館図書室として先行している東京都現代美術館、横浜美術館、愛知県文化情報センターアートライブラリーは、日本におけるアート・ライブラリアンの存在を示してきました。美術館と図書館の関係は今後益々密接なものになっていくと思われます。また、美術館図書室のほか、美術に関する様々な書籍・雑誌・映像・情報がある公共図書館や、特徴的なコレクションを所蔵する大学図書館、美術図書を専門に扱う書店や出版社など、美術を知るための図書関連サイトも選出しました。 調査: Yahoo! JAPAN、書籍などから選出。 2002年5月現在
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美術館
■東京国立近代美術館アートライブラリー 2002年1月16日から閲覧席〈8〉、キャレル〈2〉、検索席〈3〉の小さなライブラリーが一般に公開されました。 ■東京国立近代美術館フィルムセンター図書室 映画専門図書室では、和書を中心とする映画文献約2万冊を一般に公開しています。 ■国立西洋美術館研究資料センター 研究者を対象とした資料センターです。 西洋美術史研究図書など約24,000冊(主として欧文図書)、雑誌、マイクロフィッシュ約37,000枚などを公開しています。 ■東京都現代美術館美術図書室 近・現代の美術に関する図書資料を中心に約95,000冊を一般に公開しています。 ■世田谷美術館アートライブラリー 開催された展覧会のカタログ、美術関係図書、美術雑誌、関連ビデオを一般に公開しています。 ■静嘉堂文庫美術館 岩崎彌之助・小彌太の親子二代によって収集された約20万冊の和漢古典籍を専門研究者に公開しています。 ■横浜美術館美術図書室 画集・写真集・美術史・伝記・技法書・事典類などの図書と、展覧会カタログや美術館・博物館の所蔵品目録・年報・紀要類、 美術・写真・建築関係の雑誌を一般に公開しています。 ■平塚市美術館図書コーナー 各種美術図書、展覧会カタログなどを一般に公開しています。 ■川崎市市民ミュージアム ビデオライブラリー ドキュメンタリーや記録映像の収集に特長があり、川崎市域を記録した映像、民俗行事、サイレント映画、 古典的な映画の名作(主に日本映画)、海外の優れたCM作品などを一般に公開しています。 ■千葉市美術館美術図書室 千葉市を中心とした房総ゆかりの作家・作品、近世・近代の日本絵画と版画、現代美術に関する図書・雑誌を 一般に公開しています。 ■茨城県天心記念五浦美術館美術情報ライブラリー 岡倉天心や日本美術などに関する情報を美術図書やビデオ番組で一般に公開しています。 ■静岡県立美術館図書閲覧室 所蔵する大型の美術全集、入手の困難な洋書、古書等、美術に関する貴重な資料を一般に公開しています。 ■吉備川上ふれあい漫画美術館読書室 全国から寄贈された昭和初期頃の希少な漫画や外国漫画、絵本など約12万冊を所蔵し、約6万冊を常時公開しています。 ■愛媛県美術館所蔵図書 所蔵図書2,246件からWeb検索ができます。 ■徳島県近代美術館 所蔵図書をWebから検索できます。 大学図書館 ■東京芸術大学附属図書館 上野本館と取手分室があり、合わせて和漢書221,431冊、洋書98,636冊など約52万点の蔵書と雑誌3,745タイトルが主に学内者と研究者へ公開されています。Webから蔵書検索もできます。 ■多摩美術大学附属図書館 情報センター的役割を担って主に学内者を対象に公開しています。八王子図書館の蔵書数は、和書約6万7千冊、洋書約3万3千冊、合計10万冊、雑誌約1,200種類。上野毛図書館の蔵書数は、和洋書約4万冊あり、故瀧口修造氏の旧蔵書を中核とした瀧口文庫並びに、故北園克衛氏の関係資料からなる北園文庫を所蔵しています。Webから蔵書検索もできます。 ■武蔵野美術大学美術資料図書館 情報資料センターとしての役割を担って主に学内者を対象に公開しています。和書・洋書合わせて約20万冊の蔵書と雑誌3,900種があります。また、金原・服部文庫、欧米の絵本コレクションと奈良絵本を中心とした近代日本の絵入本のコレクション、国内外の展覧会カタログ、イギリスの私家版ケルムスコット・プレス資料、万国博覧会資料、バウハウス関連資料、『Pan』『Wendingen』をはじめとした世紀末芸術関連の貴重雑誌などがあります。Webから蔵書検索もできます。 ■女子美術大学図書館 美術関連の書籍を主に学生を対象に公開しています。Webから蔵書検索もできます。 ■東京大学附属図書館 全体で790万冊を超える国内最大規模の書籍と古今東西の貴重な文庫(亀井文庫、本居文庫など)・コレクションを数多く所蔵しています。図書館は主に学内者を対象に公開していますが、Webから蔵書検索ができます。 ■慶應義塾図書館(三田メディアセンター) 約350万冊の印刷資料や、AV資料、CD-ROM、データベースなど様々な情報を保管しており、これらの資料がどのキャンパスのどこにあるのかを瞬時に探し出すことができます。主に学内者を対象に公開しています。 ■早稲田大学図書館(中央図書館) 図書館の蔵書目録のデータベースをオンラインで提供する学術情報システムがWINE(Waseda University scholarly Information NEtwork System)です。図書館は主に学内者を対象に公開していますが、WINEは、インターネットを通じて学内のみならず広く学外にも公開されており、研究室や自宅のパソコンからもアクセス可能になっています。 ■共立女子大学・短期大学図書館 共立工芸美術館の建設を予定しています。百万灯陀羅尼、ナポレオンのエジプト誌、ケルムスコット社の本など稀覯本コレクションがあります。図書館は主に学内者を対象に公開していますが、Webから蔵書検索ができます。 ■東北芸術工科大学図書館 グラフィックデザインの第一人者として活躍された、故向秀夫氏の貴重な蔵書約500冊の寄贈を受けた向文庫などを主に学内者に公開しています。Webから蔵書検索もできます。 ■金沢美術工芸大学附属図書館 蔵書総数6万8千冊を超え、そのうち利用度の高い内外の美術書を中心に約2万冊を学生、教職員、市民等に公開しています。Webから蔵書検索もできます。 ■静岡文化芸術大学図書館・情報センター 図書館は、面積約3,000平方メートル、蔵書能力約30万冊の規模で、閲覧席は約233席設けてあります。情報センターは、学内外の研究情報の蓄積と収集ができるような機能を持っています。学内者ほか、一般の方にも利用しやすい「開かれた図書館・情報センター」を目指しています。 ■愛知県立芸術大学附属図書館 内外の美術書、音楽書、楽譜、レコード、CD、LD、−般教養図書、各種雑誌を所蔵し、主に学内者に公開されています。 ■成安造形大学附属図書館 美術とデザイン各分野の図書・画集を中心とした蔵書です。主に学内者に公開されています。 ■京都市立芸術大学附属図書館 芸術に関する専門的図書約93,768冊、雑誌1,403種ほか、小合文庫、長崎文庫、高山文庫などのコレクションがあります。 ■京都精華大学情報館 「図書館」「AVセンター」「情報処理」などの情報サービス機能をもつ施設と、「博物館」「研究所」「出版」「生涯学習」などの情報発信機能をもつ施設とで、合計7つの部門から構成されています。一般の方も図書の閲覧やAV資料の視聴ができます。Webから蔵書検索もできます。 ■京都大学附属図書館 今昔物語集鈴鹿本、中井家絵図・書類などの主要コレクションを併せて約585万冊の蔵書があります。図書館は主に学内者を対象に公開していますが、Webから蔵書検索ができます。 ■大阪芸術大学図書館 AV資料閲覧室 芸術情報センターにある図書館内のAV閲覧室には、約7万点の映像・録音・楽譜に関する資料が収められています。。 ■神戸芸術工科大学図書館 紀要「芸術工学」や修士論文の目次・要旨・画像がWeb上の画像データベースから見られます。Webから蔵書検索もできます。 ■九州芸術大学附属図書館 ロイド・モーガンコレクション、 色彩理論コレクション、19世紀アメリカ建築研究文献コレクション、ダ・ヴィンチ関係の資料、雪舟の《山水長巻》の複製版、「ピカソ347」のファクシミリ版の資料などを所蔵し、一般にも公開しています。Webから蔵書検索もできます。 ■NACSIS Webcat 大学図書館関連の横断的検索ができます。 図書館関連 ■アートカタログ・ライブラリー([財]国際文化交流推進協会) 美術カタログの専門図書館。一般に公開しています。 ■国立国会図書館(Web-OPAC) 国立国会図書館が所蔵する和図書データ(1948年以降受入分のみ・約200万件)、および洋図書データ(1986年以降受入分のみ・約20万件)をWebから検索することができます。 ■都立中央図書館 蔵書数は国内の公立図書館では最大級の160万冊を所蔵しており、この内新しい図書を中心に約24万冊を開架しています。 ■せんだいメディアテーク美術文化ライブラリー 美術専門書籍、国内外の展覧会カタログ、アート・デザイン関係誌、ビデオなどを一般公開しています。 ■公共図書館リンク集 ■国際図書館連盟(IFLA) 美術図書館分科会が設けられているようです。 ■独立行政法人文化財研究所東京文化財研究所資料閲覧室 図書資料は、和漢書(53,734冊)・洋書(5,719冊)のほか、展覧会カタログ・定期刊行物が、情報資料部に保管されています。閲覧可能なマイクロフィルムは、アトリエ、生活美術、みづゑ、新美術、美術(みづゑの続刊)、中央美術、日本美術、美術評論、美術新論、美之國、美術(美之國)、大毎美術、日本漆器新聞、美術(美術新論の続刊)です。閲覧は、原則として、文化財研究関係者、大学院生以上の学生を対象としています。外部に対しては、検索システムのインターネット上での公開を準備しています。 出版社・新聞社 書店 外国の図書
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