美術品は一般の荷物と異なり、作品に適した梱包(「東洋式梱包」「西洋式梱包」など)や輸送が求められます。重要文化財・絵画・彫刻・古美術など作品は唯一の物であり、形や素材が多種多様なうえ、展示目的も企画展・公募展・個展など一様ではありません。発注者はその都度、移動経路や作品のコンディションを予測しながら、業者と話し合い、予算内で安全確実に運搬してくれる運送会社を決めていきます。美術館・博物館の裏方として、特殊な運送技術などを必要とする重要な役割であることを、ここで理解しておきたいと思います。
美術品の輸送方法には、陸送・空輸・海運がありますが、今回は輸送の中でも需要が多いと思われる、美術品に関する日本国内の自動車運送会社と梱包会社のURLを掲載しました。会社名の調査では、取扱い品目として美術品を表示している会社が少ないことに加え、全国トラック協会などの管理組織でも各社の詳細な取扱い品目の情報収集を行っていない関係で、調査結果は体系化できませんでしたが、URLの記載がない会社名もできるだけ参考となるよう、Webの調査によって掲載しました。社名の後の都道府県名は、本社の所在地または営業拠点です。
調査:
Yahoo! JAPAN
2002年11月現在
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