2019年08月01日号
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《ボレロ》モーリス・ベジャール

Boléro(仏), Maurice Béjart

1960年にベルギーで20世紀バレエ団を結成したモーリス・ベジャールが上演した彼の代表的作品であり、20世紀以降の新しいバレエを総称するモダンバレエにおいてもっとも重要な作品のひとつ。前年に鹿の交尾に着想を得て《春の祭典(The Rite of Spring)》の振付を行なったように、ベジャールの作品には肉体の躍動や官能性を前面に打ち出したものが多いが、本作もそうした系譜に連なる。モーリス・ラヴェルの同名曲(1928)をバックに円卓の上でソロ・ダンサーが踊り、他のダンサーたちが取り囲んで群舞を踊る。もともとは女性ダンサー、ディスカ・シフォニスのために振付けたとされているが、79年にジョルジュ・ドンが踊ることで彼の定番作品となった。クロード・ルルーシュ監督による『愛と哀しみのボレロ』(1981)には、ドンによる本作のダンス・シーンが収録されている。

著者: 木村覚

参考文献

  • 『モーリス・ベジャール 現代バレエの精髄』, アントワーヌ・リビオ(前田充訳), 西田書店, 1978

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