2019年11月01日号
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《ロンシャンの礼拝堂》ル・コルビュジエ

Chapelle Notre-Dame-du-Haut de Ronchamp, Le Corbusier(仏)

ル・コルビュジエによって設計され1955年に竣工した、フランス東部フランシュ・コンテ地方のロンシャンにある礼拝堂。正式名称はノートルダム・デュ・オー礼拝堂だが、一般的に「ロンシャンの礼拝堂」または「ロンシャンの教会」(厳密には、教会ではなく礼拝堂であり、ロンシャンの教会という呼び名は誤っている)と呼ばれる。《ロンシャンの礼拝堂》は、鉄筋コンクリート造にスタッコで仕上げられた白くて分厚い曲面の壁と、シェル構造の薄い曲面屋根が象徴的な彫塑的な建築であり、それまでのキャリアを通じて追求してきたドミノ・システムや近代建築の五原則に基づいた、機能的かつ合理的なモダニズム建築とはかけ離れたものであった。ただし、これは論理的一貫性を欠いているという批判を引き起こすものではなく、むしろ独創性な造形を作り上げたル・コルビュジエの評価をさらに高めることにもなった。《ラ・トゥーレット修道院》(1960)とともに、後期ル・コルビュジエの代表作とされている。

著者: 有山宙

参考文献

  • 『ユリイカ』2007年5月号, 特集=ル・コルビュジエ 生誕一二〇年記念特集, 青土社
  • 『ル・コルビュジエ全作品集日本語版 第6巻』, ウィリ・ボジガー編(吉阪隆正訳), A.D.A.EDITA Tokyo, 1977
  • 『ル・コルビュジエとはだれか』, 磯崎新, 王国社, 2000

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