2019年08月01日号
次回9月2日更新予定

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「サロン・ドートンヌ」

“Salon d’Automne”(仏)

「サロン・ドートンヌ」は、秋に開催されることから「秋季展」という名を付けられた展覧会である。1903年10月にフランスで第1回の展覧会が開催された。ベルギーの建築家フランツ・ジュールダンをリーダーに、アンリ・マティス、ジョルジュ・ルオー、エドゥアール・ヴュイヤール、アルベール・マルケ、ピエール・ボナールらが中心となり、「サロン・ナシオナル」(正式名:「サロン・ド・ラ・ソシエテ・ナシオナル・デ・ボーザール」)の保守性に対抗して創立された。第1回展ではゴーギャンの特別展が同時に開催された。フォーヴィスムが誕生した展覧会として知られている。05年の第2回展では、彼ら以外にドイツ表現主義など1,600点以上の作品が出品され、さらに特別にセザンヌの展示室も設けられた。08年の「サロン・ドートンヌ」ではジョルジュ・ブラックの参加によって、キュビスムが誕生することとなる。つまり「サロン・ドートンヌ」は、前衛的な若い芸術家の作品発表の場であり、新しい美術運動が生まれた舞台であった。絵画、彫刻、装飾美術などをはじめさまざまな分野をカヴァーする展覧会として、現在もなお開催されている。

著者: 小野寛子

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