2019年11月15日号
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「10人の眼」展

“Ju-nin no Me (Eyes of Ten Photographers)”

批評家の福島辰夫がオーガナイザーとなって開かれた写真展。第一回展は、東京の小西六フォトギャラリーで、1957年5月10日から15日まで開催。参加作家は石元泰博、川田喜久治、川原舜、佐藤明、丹野章、東松照明、常盤とよ子、中村正也、奈良原一高、細江英公の10人。若手写真家たちによる多様な表現を集めての展覧会であり、木村伊兵衛と土門拳が顧問をつとめた「集団フォト」を乗り越える、新たな世代による切磋琢磨の場として期待された。59年の第三回展をもって終了したが、この展覧会をきっかけに写真家集団の「VIVO」が結成されるなど、日本写真史上の重要なメルクマールとなった。その後、福島は62年に、「10人の眼」展の参加作家であった石元、川田、丹野、東松、中村、奈良原、細江に、今井寿恵を加えた10人で、新たに写真展「NON」(東京・銀座松屋)を企画するが、こちらは1回のみの開催で終わっている。

著者: 冨山由紀子

参考文献

  • 『日本現代写真史 1945-1970』, 「なぜ「10人の眼」であったか」, 福島辰夫, 平凡社, 1977

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