2019年12月01日号
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『モダニズムのハード・コア』

  

『モダニズムのハード・コア』は、浅田彰+柄谷行人による季刊誌『批評空間』の臨時増刊号として刊行された雑誌(太田出版、1995)。同書は、グリーンバーグ「モダニズムの絵画」(1960)、フリード「芸術と客体性」(1967)、クラウス「視覚的無意識」(1993)[同名の著書の部分訳]をはじめとするモダニズムの主要文献を訳出するとともに、磯崎新×柄谷行人×浅田彰×岡崎乾二郎による共同討議「モダニズム再考」、および松浦寿夫、田中純らによる論考を収録している。この特集は、いまだその理論的な側面が十分に紹介されていなかった20世紀のモダニズムをめぐる言説をあらためて日本に導入することで、すでに「ポストモダン」が喧伝されて久しかった当時の美術業界に大きな一石を投じた。そのインパクトは今日においてもまったく失われておらず、日本語で読める文献としては、文字通りグリーンバーグ以降のモダニズムの「ハード・コア(中核)」について知るための最重要文献のひとつでありつづけている。しかしその重要性に比して、現在の入手はきわめて困難であり、再刊ないし文庫化がもっとも待たれている一冊でもある。

著者: 星野太

参考文献

  • 『モダニズムのハード・コア』, , 浅田彰、柄谷行人ほか, 太田出版, 1995

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