2019年09月15日号
次回10月1日更新予定

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アニメーション映画祭

Animation Film Festival

アニメーションを専門的に取り上げる映画祭。アニメーション映画祭の歴史は実写に比べると比較的浅く、1960年のアヌシー国際アニメーション映画祭がその始まりである。多くのアニメーション映画祭は、商業的な基準以外での芸術性・実験性などを評価する場として立ち上げられているが、一方で、開催地はほとんどヨーロッパで、北米や日本など、アニメーションが巨大産業として成立している地域では少数の例外(オタワや広島)を除いてほとんど存在しない。その理由としては、ヨーロッパにおいては芸術に対する助成が地方自治体、国もしくはヨーロッパという地域単位で豊富に存在することや、そもそもヨーロッパでは自律的にアニメーション産業が成立していないがゆえに、市場での価値以外の基準に大きな意味を持たせやすいことが考えられる。近年ではアヌシーやシュトゥットガルト、オタワといった大きな規模のアニメーション映画祭においては見本市が同時開催されることが多く、また、どの映画祭においても学生部門が大きくフィーチャーされることで結果的にアニメーション産業の次代の担い手を発掘する場としても機能するなど、市場との関わりは強くなっている。長編および依頼作品部門がコンペティションにおいて大きな割合を占めるようになっていることも、そのひとつの現われと見ることができる。

著者: 土居伸彰

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