2019年11月15日号
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アヌシー国際アニメーション映画祭

Festival International du Film d'Animation d'Annecy(仏)

1960年よりフランスのアヌシーにて開催されている世界最大最古のアニメーション映画祭。56年、58年のカンヌ国際映画祭内で開かれた「国際アニメーション週間(Les Journées internationales du cinéma d'animation、略称=JICA)」が独立するかたちで第1回が開催された。50年代は、ディズニーを中心としたアメリカの商業アニメーションが世界的に普及していくと同時に、カナダやヨーロッパを中心にカートゥーン(漫画映画)以外の多彩なアニメーション表現も生まれはじめた時代であり、こういった新規で多彩なアニメーション表現全般への注目を促す目的があった。第1回開催時には国際アニメーション協会(ASIFA)の結成も決議され(1962年に正式に発足)、以後、アヌシーとASIFAは、市場の尺度とは異なるアニメーションの価値基準の制定およびアニメーション文化の国際的な交流の促進を目指すことになる。映画祭は大きく分けてコンペティション部門と特別上映部門で構成され、当初は短編のみがコンペティションの対象となっていたが、93年から長編も対象となった。また、隔年開催から98年以降は毎年開催されるようになっている。85年からは見本市「MIFA(Marché international du film d'animation)」が同時開催され、産業との関わりも強くなっている。近年では商業化への批判の声が高まっているが、規模および歴史の点において、アヌシーは最大・最古でありつづけている。長編部門の歴史が長いこともあり、他の主要なアニメーション映画祭と比べて、日本作品の受賞回数は多い。

著者: 土居伸彰

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