2019年06月15日号
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インスティテュート・オブ・コンテンポラリー・アーツ/ICA

Institute of Contemporary Arts(ICA)

ロンドンの現代芸術複合センター。略称はICA。ギャラリー、劇場、映画館、書店、バー、クラブなどを設置。1947年にH・リードが伝統的芸術に挑戦する自由な遊び場としての研究所を構想し、R・ペンローズ、P・ワトソン、R・ハミルトン、E・パオロッツィらパトロンやアーティストの協力で設立。当初はオックスフォード・ストリートのアカデミー・シネマの地下で近代美術展を行なっていたが、50年12月にドーヴァー・ストリートに最初の拠点を設置。ICAの運営に関わっていたパオロッツィやハミルトンほか、レイナー・バンハム、L・アロウェイらがインディペンデント・グループを結成。52-54年に会合やイヴェントを開催し、56年にホワイトチャペル・アート・ギャラリーで「これが明日だ」展を開催しポップ・アートの先駆的運動の拠点となる。また63年にスミッソン夫妻やアーキグラムのメンバーが「リヴィング・シティ」展を行ない前衛建築運動を加速させる一方、英国初のミュージック・コンクレートのコンサート開催など最新の芸術動向を積極的に紹介。68年にアーツ・カウンシルの支援でザ・マルのナッシュハウスに移転、70-80年代はジェンダー、人種問題など社会性の高い企画が続いた。80年代以降、B・ヴィオラ、N・J・パイクからB・ナウマンやD・ハーストまでメディア、身体の新たな表現を紹介するなど実験的な芸術活動への支援を続けている。

著者: 松本晴子

参考文献

  • ICA London 1946-1968, , Gregor Muir and Anne Massey, Institute of Contemporary Art, 2014

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