2019年12月01日号
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カールスルーエ・アート・アンド・メディア・センター(ZKM)

Zentrum für Kunst und Medientechnologie in Karlsruhe(独)/Center for Art and Media in Karlsruhe(英)

ドイツ、カールスルーエの公立芸術メディア・センター、1997年に開館。現代美術館、メディア美術館、映像メディア研究所、音楽・音響研究所、メディア・教育・経済研究所などで構成される。80年にメディア・アート・センター構想が出され、86年までに地元の政治家、大学、音楽アカデミー、原子力研究センターの代表者で構成されたプロジェクト・グループが結成された。88年にバーデン=ヴュルテンベルク州政府は芸術メディア・センター設立を可決。「コンセプト88」で活動の中枢に芸術と新メディアの融合と多領域的なメディア芸術の追求のヴィジョンを掲げた。翌年設立評議会を結成し初代ディレクターにハインリッヒ・クロッツが任命された。当初はカールスルーエ駅南側の線路に挟まれた敷地に新たなメディアテークを建設する予定で89年の国際コンペで勝利したレム・コールハース率いるOMAの設計案が採用されたが(構造はセシル・バルモンド)、複雑なプログラムを解決する未来型メディアテークの提案は予算の大幅な超過を理由に喧々諤々の議論の末に建設中止となった。最終的にハンブルグのシュヴァイガー・アソシエイテッド・アーキテクツによりローレンツ通りの旧軍需工場がリノベーションされ、97年に一般向けの開館に到った。99年からアーティストのピーター・ウェイベルがディレクターをつとめる。カールスルーエ造形大学との密接な協力関係のもと、新しいメディアの理論と実践の実験室としてインハウス型の研究開発を行なっている。

著者: 松本晴子

参考文献

  • Preservation of Digital Art: Theory and Practice: The project digital art conservation, , Bernhard Serexhe (Ed.), Birkhauser, 2013
  • Sound Art: Sound as a Medium of Art, , Peter Weibel (Ed.), The MIT Press, 2015

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