2019年06月15日号
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キャニオン・シネマ

Canyon Cinema

サンフランシスコに拠点を置く実験映画の配給組織。1961年、映像作家ブルース・ベイリーがカリフォルニア州キャニオンの自宅裏庭で行なった上映イヴェントから派生した。その後、上映イヴェントはバークレー、サンフランシスコと会場を移し、67年、作家であるブルース・コナー、ラリー・ジョーダン、ロバート・ネルソンらによって配給組織として創立された。同年11月、サンフランシスコのオルタナティヴ・スペース「インターセクション」を中心に行なわれていた上映会が「キャニオン・シネマテーク」(「サンフランシスコ・シネマテーク」の前身)として活動を始めた。また、62年末より不定期刊誌『ニュース』(68年より『キャニオン・シネマニュース』)を発行し、映画祭や作家情報を提供した。作品を預けた作家からの年会費と配給によるレンタル料が主な収入源となっている。発足当初は会員数25人、配給作品数は40本だったが、2012年現在、会員は340人を超え、配給作品数は3,200本にのぼる。配給作品の多くは16ミリフィルムであるが、ヴィデオ作品、マルチ・プロジェクション作品も配給する。また、配給作品のなかからテーマを決めてキュレートし、複数の作品によるプログラム単位での貸し出しもしている。配給作品・作家リストはウェブサイト上で公開している。86年からドミニク・アンジェラミがディレクターを務める。

著者: 西川智也

参考文献

  • Canyon Cinema: The Life and Times of an Independent Film Distributor, Scott MacDonald, University of California Press, 2008

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