2019年08月01日号
次回9月2日更新予定

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クンストハレ

Kunsthalle

ドイツ語の「芸術(Kunst)」と「ホール(Halle)」を組み合わせた言葉で、コレクションをもたない美術館の総称。定義上は広義の「美術館」に含まれるが、収集と保管を主な目的のひとつとする一般的な美術館(博物館)に対して、クンストハレはコレクションを持たず、展覧会の開催に専念する点にその特色がある。独自のコレクションを持たないという側面はともすれば否定的にも捉えられかねないが、そのぶんコレクション重視型の美術館とは異なる斬新な活動を行なう自由を確保できるという点で、西洋では美術館のひとつのあり方として広く受け入れられている。実際、ハラルド・ゼーマンのキュレーションによる「態度が形になるとき 作品―概念―過程―状況―情報」(1969)がスイスのクンストハレ・ベルンで開催されたことに象徴されるように、戦後における実験的な展覧会の多くがクンストハレによって担われてきたことには留意しておく必要があるだろう。日本における代表的なクンストハレ型の美術館としては、水戸芸術館現代美術ギャラリーや国立新美術館などが挙げられる。

著者: 星野太

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