2019年06月15日号
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グラン・ルーヴル・プロジェ

Grand Louvre Project(仏)

1985年から89年にかけてフランソワ・ミッテラン大統領の政権下において実行された「大ルーヴル計画」という名の文化政策のことで、ルーヴル美術館の大改築が行なわれた。この大改築では、現在、ルーヴル美術館のシンボルとして知られている建築家I・M・ペイ設計の「ガラスのピラミッド」がメイン・エントランスとして設置された。しかし主要な改築部分は地下に集中しており、ルーヴル宮殿内にあった省庁などの政府機関を移転しギャラリーを増築、またガラスのピラミッドの直下に、インフォメーション・カウンターと各ギャラリーや土産物屋、レストランなどの店舗へと直結したナポレオン・ホールを配置した。この地下街には、ガラスのピラミッドに呼応する逆ピラミッドが、同じくペイの設計により設置されている。この大改築によって、ルーヴル美術館は現在の姿へと変身を遂げた。ちなみにグラン・ルーヴル・プロジェは、ミッテラン大統領が打ち出した大規模施設の建築プロジェクト「グラン・プロジェ」のひとつである。その他のプロジェクトは、《国立図書館》、《オペラ・バスティーユ(新オペラ座)》、《グラン・ダルシュ(新凱旋門)》の建設である。大統領はこれらすべてにおいて自ら具体的な指示を与え、在任中に着手させている。

著者: 小野寛子

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