2019年09月15日号
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ジーグフェルド・フォリーズ

Ziegfeld Follies

アメリカの舞台プロデューサーであるフローレンツ・ジーグフェルドがつくった若い女性たちの集団が登場するレヴュー・ショー。ジーグフェルドは、1890年代に怪力で名を馳せたユージン・サンドウのショーを成功させた後、スターたちがずらりと並ぶイヴェントへとレヴューの形態を発展させた。1907年7月の《1907年のフォリーズ》がフォリーズの名を冠した最初のショーとなる。09年以降毎年上演することに決め、31年までほぼ毎年続いた。その年の出来事についてのユーモアを交えた解説が演目のなかに散りばめられながら、ショーは、美しい女性たちのスペクタクルが始まるとユーモアを振りまいていたコメディアンたちは押しのけられた。このショーからアンナ・ヘルドやファニー・ブライスなど多くのスターが輩出された。なかでもフォリーズ・ガールズと呼ばれた、若く美しい女性の集団は、肌に密着しときに透けて見える衣装や装飾性の高い奇抜な衣装を身にまとい、舞台全体を覆う諸々のイメージの構成要素としてオブジェと化しポーズを決め、あるいは集団でダンスを踊り、観客を魅了した。この人気によって、レヴュー形式のミュージカルの基本的なイメージが形成され、ジーグフェルド・フォリーズを直接的ないし間接的に模倣した、バックステージものを含む多数のミュージカル映画がつくられた。ジーグフェルドはまた、シリアスで物語要素がしっかりと盛り込まれた初のミュージカル《ショー・ボート》(1927)のプロデュースを手がけたことでも知られている。

著者: 木村覚

参考文献

  • Ziegfeld, Charles Higham, W. F. Allen, 1972
  • Ziegfeld: The Time of His Life, Randolph Carter, Bernard Press, 1974
  • The Ziegfeld Touch: The Life And Times Of Florenz Ziegfeld, Jr., Richard and Paulette Ziegfeld, Harry N Abrams, 1994

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