2019年12月01日号
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セザンヌ回顧展

“Paul Cézanne”

1995年から翌年にかけて、パリのグラン・パレ(1995年9月25日-96年1月7日)で開催され、イギリスのテート・ギャラリー(1996年2月8日-4月28日)、アメリカのフィラデルフィア美術館(1996年5月30日-8月18日)と巡回した、ポスト印象主義の画家、ポール・セザンヌの大規模回顧展のこと。この回顧展は、1895年に美術商アンブロワーズ・ヴォラールの画廊で開催されたセザンヌの初個展から100周年を記念して開催された。この大規模回顧展の総指揮をとったのは当時、フランス美術館総局長であった美術史家のフランソワーズ・カシャンである。セザンヌの画業を網羅するために、全世界から集められた作品は約220点(うち油彩画は約100点)に及んだ。それらの作品は、「1860年代初期作品」、「70年代印象主義時代」、「70年代から80年代の構成主義時代」、「80年代から90年代」、「晩年」と時代別に分けられ、さらに風景画、肖像画の絵画ジャンルと水彩画、ドローイングという油彩画以外の技法ジャンルで分類する展示構成であった。このような構成は特定のテーマに縛られることなく、セザンヌの全画業を俯瞰することを可能にした。また、この展覧会に合わせて作成されたカタログは、現在セザンヌ研究における基礎的文献のひとつとなっている。

著者: 小野寛子

参考文献

  • Cezanne, Francoise Cachin and Joseph J. Rishel, Tate Publishing, 1996

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