2019年08月01日号
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テート・モダン

Tate Modern

2000年にロンドン、テムズ河岸のサウスバンク地区にテート・ギャラリー新館として開館した国立近現代美術館。延床面積34,500平方メートル。バンクサイド地区は18世紀以来大英帝国の貿易の発達とともに工場地帯として発展。1952年にジャイルズ・ギルバート・スコット設計の《バンクサイド発電所》が建設されるも石油価格高騰と技術革新の煽りを受け81年に閉鎖。80年代末にサウスワーク議会は隣接地域とのアクセス改善と投資誘導によるバンクサイド地区の再生計画を開始。これを受けテート・ギャラリーは94年に発電所跡地に膨大化したコレクションのうち英国美術以外の20世紀美術作品を収蔵展示する新美術館建設計画を発表。同年に国際コンペで選ばれたスイス建築家ユニット、ヘルツォーク&ド・ムーロン(H&deM)は旧発電所施設を生かすコンバージョン案を提案し、99メートルの煙突はサウスバンク地区のランドマークとなり、クール・ブリタニアを象徴するプロジェクトとなった。かつて発電タービンが置かれた建物中央部の巨大エントランス空間「タービン・ホール」(高さ35メートル、奥行き152メートル、3,300平方メートル)では、特別展「ユニリーヴァ・シリーズ」が毎年開催され、L・ブルジョワ、O・エリアソン、A・カプーア、A・ウェイウェイら現代美術家が大空間を利用したインスタレーションを行なっている。なおH&deMは後にグリニッジ方面の《ラバン・センター》も設計している。

著者: 松本晴子

参考文献

  • Post Critical Museology: Theory and Practice in the Art Museum, , Andrew Dewdney,David Dibosa, Victoria Walsh Routledge, 2012
  • Gasworks to gallery: the story of Tate St Ives, , Janet Axten, Tate, 1995
  • Building Tate Modern: Herzog & De Meuron Transforming Giles Gilbert Scott, , Rowan Moore and Raymund Ryan, Tate Publishing, 2000

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