2019年12月01日号
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ニュー・ドキュメンタリー

New Documentary

1967年にニューヨーク近代美術館(MoMA)で開催された「ニュー・ドキュメンツ」展に参加した3人の作家たち(ダイアン・アーバス、リー・フリードランダー、ゲイリー・ウィノグランド)の作品に代表される、60年代以降の新しいドキュメンタリー写真に対する総称。同展に先立つ66年に、ジョージ・イーストマン・ハウス国際写真美術館で開催された「コンテンポラリー・フォトグラファーズ」シリーズの第1回展、「社会的風景へ向って」に参加した写真家たちも、この流れの一翼を担う存在であると言える。日本においては、「社会的風景へ向って」に対応する潮流である「コンポラ写真」が、やはり新たなドキュメンタリーのスタイルとして期待されたほか、カメラ雑誌上で「ニュー・ドキュメンタリー」という呼称を与えられたのは、秋山亮二、土田ヒロミ、須田一政などの作品であった。また、2011年に金沢と東京を巡回して開催されたホンマタカシの写真展にも「ニュー・ドキュメンタリー」というタイトルが用いられており、撮影者の捉えた現実をストレートに表現するものとしてのドキュメンタリーという考え方を、意図的に裏切るアプローチがなされた。

著者: 冨山由紀子

参考文献

  • Contemporary Photographers: Toward a Social Landscape, Nathan Lyons, Horizon Press, 1966
  • 『アサヒカメラ』1978年1月号, 特集=ニュードキュメンタリーの旗手たち, 朝日新聞社
  • 『ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー』, 朝日新聞社, 2011

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